失敗分析 SWAN彗星 | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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今朝満月なるも晴れ予報だったので早起き。3連勝ならず今回はSWAN彗星の淡いテールを炙り出すことはできませんでした。今朝は最初は低空の雲があり、折角それから晴れてきたのに...残念です。(⇒4/94/12の画像)教訓のためにテールを炙り出せなかった今回のムラムラ失敗画像も出しておきます。

 

 

一応失敗分析しておきます。どの要因が支配的かはわかりません。

1.露光ミス

今回はASIAIRの天体検索に「C/2025 F2」が出てきたのでそれで自動導入。以前2回ではしっかりプレビューで確認できたのに、今回は位置誤りと思い込んで一旦露光を落としてしまいました。(過去ASIAIRの位置がずれていたケースもあったため)恒星の軌跡をみると一番おいしい(明るい)時間帯に撮れていなかったようです。

 

2.空の状態・満月

恒星は前回と同じくらいしっかり写っています。月は沈みかけで正反対の方角なので影響は大きくないと思います。

 

3.CBPフィルター(今回だけでない)

そもそも今回に限らず(他の方の作例と比べると)コマは非常に明るく撮れているのにテールが撮れていないのは、フィルターのせいかもしれません。コマは明るくイオンが豊富でキレイに撮れますが、もしダストテールならばCBPフィルターは光量を減らすので逆効果かも。大都会の明るい空だとわずかな光も捉える必要があるので、減衰させないノーフィルターが正解かもしれません。天リフの山口さんも過去言及されていました(そういった記事もあり)。

 

前回(ATLAS G3)も位置把握ミスでボウズになりましたが、やはり彗星は時間との勝負なので「撮れていることが確認できなくてもシャッターを開けておく」ことが大事ですね。

 

日時:    2025/4/12 4:15〜19 4:28~47 44FRx30S(総露出22分)
鏡筒:   FSQ-106ED F3RD 320mmF3
カメラ:  ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀:  EM200自動ガイド 
フィルター:CBP
画像処理: PIXINSIGHT(CometAlignmet(彗星核コンポジット)使用)
撮影地:  吹田市(Bortle7)

 

追加(撮って出し)