新年のヘビ以来2回撮ったおおいぬ座の散光星雲 Sh2-310、ようやく全景を撮ったのでこれで終わりとします。実に荒々しい迫力のある巨大な星雲だと思うのでこだわってみました。
【Sh2-310全景(おおいぬ座)】SHO合成画像
おおいぬ座のSH2-310星雲は、天の川銀河で最も大きなHⅡ領域の一つです。淡い星雲ですが視直径は8度もあります。中央に北の宝石箱(NGC2362)も見えます。その右下の青い天体は何でしょうね。(青いOIIIの筋は星図に記載がないのですがゴースト?彗星?)
→他の方の写真にも写っており、虚像でないことはことが判明したが、これだけ大きな天体なのに写っていない写真もあり不思議。気になるのでもし調べる方法わかる方がおられたらご教示いただけるとうれしいです。ちなみにNGC2354は左の散開星団です。
→1976westさんのおかげでこの天体の素性が判明しました。ありがとうございました。惑星状星雲「FP J0711-2531」というものらしいです。海外に作例がありました。マニアックな人が多いですね。1200mmで撮っているようなのでまたチャレンジしてみたいと思います。多分日本初になりそう
【HOO画像(アノテーション画像)】
【ファインディングチャート】
日時: 2025/1/3 21:37〜 HO11FR・SO10FRx300S(総露出1時間45分)
鏡筒: SIGMA 135mm F1.8 DG HSM(F2.8に絞る)
カメラ: ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀: ZWO AM5 自動ガイド
フィルター:HYO デュアルバンドパスフィルター(HO6nm・SO6nm)
ASKAR COLORMAGIC相当品
画像処理: PIXINSIGHT、FlatAidePro
撮影地: 伊賀市(青山高原)