ハインドの変光星雲(NGC1555)周辺 ~お手軽分子雲撮影~ | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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久々に撮影行ってきました!近場ですが。

最近始めた分子雲の魅力にハマっているのですが、ベテランの方のやり方とは逆張りで①短時間撮影で、②OSC(カラー)ワンショットで、③そんなに暗くない空で、どこまでお気軽で撮れるか挑戦してみます。前回初挑戦でアイリス星雲を撮った大芦高原より空の明るい篠山(Bortle4)で何ショットか撮ってみました。

 

①~③でも意外とモクモクが撮れることが分かりました。一流レベルには程遠いですが、個人で楽しむには十分と思います。何回か雲が通過したので恒星がシャキッとしないのはご愛敬。(分子雲は、撮って出しは全く何も見えないので、成功か失敗か判断できないですが、あきらめないように)

 

【ハインドの変光星雲(NGC1555)と周辺の分子雲】

右上のNGC 1555(ハインドの変光星雲)は、おうし座の角の部分に位置する変光星雲。この星雲は、おうし座T星によって照らされています。左下の反射星雲Sh2-239と同様にハービッグ・ハロー天体と反射星雲から構成されています。

※ハービッグ・ハロー天体とは若い星の周囲に見られる明るい星雲状の天体のことで、若い星から恒星風やジェットとして流れ出たガスが周囲のガスや塵の雲に衝突し、励起された物質から光が発せられていると考えられています。

【ハインドの変光星雲(拡大)】

 

データ
鏡筒:   FSQ-106ED(レデューサー)320mm f3
カメラ:  ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀:  ZWO AM5 自動ガイド
フィルター:なし
画像処理: PIXINSIGHT
日時:    11/29 20:37〜 28FRx300S(総露出2時間20分)
撮影地:  兵庫県丹波篠山市

※強烈な風と時々通る雲のせいでガイドが暴れ30%程度ロス