小アレイ状星雲(M76)アンドロメダ座 ラッキーイメージング | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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こと座のリング星雲(M57)に代表される七色の惑星状星雲はラッキーイメージングよりも普通の露光に分があるような感じもしますが、満月時期でもあり自宅にて撮影してみました。大都会でも簡単に精細な天体写真を撮れるので、満月期の対象として惑星状星雲を撮影するのがルーティンになってきました。(ノータッチガイド+非冷却カメラ)

 

ラッキーイメージングはノータッチガイドですが、あまりあちこち飛んでしまうとスタックソフトAutoStakkert!がうまく動かないで苦労します。今回も2時間くらい撮影したのですが、風が強く雲による中断が多い日で中々スタックソフトがかかってくれず、結局数十分の露光分しか採用できませんでした。やはりノータッチガイドだからこそ余計に安定した天候としっかりした赤道儀が必要です。

 

 

【小亜鈴状星雲(M76)アンドロメダ座】

こぎつね座にある惑星状星雲「亜鈴状星雲」M27を小さくしたような見た目から「小亜鈴状星雲」(Little Dumbbell Nebula)という愛称がついています。その名の通り見かけの大きさの小さい天体で、視直径は3分ほどしかなくメシエ天体では最も暗い部類に入ります。M76は、中央の明るい部分は円盤状で、その両極から高速でガスが噴出されて蝶の羽のような構造が形成されています。(羽根の部分はあまり表現できていませんが)

画像を再処理し差し替えました(9/28)(羽根の部分が濃くなった)

 

 

【参考】ハッブル宇宙望遠鏡画像

データ

日時:  9/23 20:46~(5秒x662Frx70%採用≒39分)撮影は957Frしたが...。
カメラ: ZWO ASI678MC Gain138 27C QBPフィルター
レンズ: ミューロン180C RD(1770mmF9.8)
赤道儀: EM-200改 ノータッチガイド
撮影場所:吹田市

撮像ソフト:ASIAIR(Autorun)最近SharpCapは使っていない
画像処理: AutoStakkert!3(スタック)、PI