中秋の名月も終わり、いよいよ10月は紫金山アトラス彗星です。明るくなりそうなら、すさみに緊急発進したいですね。準備だけはしておきます。
明け方には冬の星座が顔をあらわしています。まだハロウィーンには早いのですが、パンプキン星雲をモノクロナローバンド合成で狙ってみました。他の海外の方の作例ではわずかに青いOIII領域がみられるのですが、3時間の露出では全く歯が立たず(青色は全く出ず)、残念ながらH・Sだけの単調な二色刷写真になってしまいました。
【グレートパンプキン星雲(Sh2-232)と散開星団M38(ぎょしゃ座)】
ぎょしゃ座の五角形の中の有名な散光星雲IC405・410の北東に浮かぶ淡い散光星雲です。 写真左部の大きな星雲がSh2-232、その南西部に2つ並んだ小型の星雲がSh2-235(左)とSh2-231(右)です。 Sh2-232は写真を右に傾けたらハロウィーンのかぼちゃの横顔(暗黒帯が口)みたいですね。
M38(右端)はぎょしゃ座の散開星団トリオ(M36・37・38)の中では最も集中度の低い星団で、双眼鏡でも望遠鏡でも楽しめますよ!(三星団の位置は一番下のファインディングチャート参照ください)
アノテーション
ファインディングチャート
データ
鏡筒: FSQ-85ED(レデューサー)280mm f3.2
カメラ: ASI 1600MMcool(SHO)-10℃ gain138
赤道儀: ZWOAM5 自動ガイド(ASI120mini)
フィルター:ZWO SHO 7nmフィルター
画像処理: PIXINSIGHT
日時: 9/3 3:14~、9/5 1:47~
S14・H15・O14FRx300S SHO合成
(総露出3時間35分)
撮影地: 護摩壇山(和歌山県田辺市)、丹波篠山市(兵庫県)