雲の合間ですが、調子に乗ってマイナーな惑星状星雲にもトライしてみました。元データはひどいのですが、多数スタックしてみると模様が出てくるのは本当に驚きです。
昨日までの対象との大きさを比較してみましょう。さらに小さいです。
【惑星状星雲 大きさ比較(単位:秒角)】
天文年鑑2024より抜粋
NGC6543(キャッツアイ星雲)22x22
NGC6826(まばたき星雲) 27x24
NGC6891(いるか座) 15x7 →今日の対象
NGC6210(カメ星雲) 20x13 →今日の対象
M27(アレイ状星雲) 480x240
M57(リング星雲) 83x59
(参考)木星 約40
【惑星状星雲 NGC6891(いるか座)】
いるか座は夏の大三角の東側に3等星から4等星の5つの星がこぢんまりとまとまった地味な星座です。NGC6891は構造がわりとよく浮き出てきました。昨日の「まばたき星雲」の小型版、よく似ていますね。
ハッブル宇宙望遠鏡
【惑星状星雲 NGC6210(カメ星雲)ヘルクレス座】
海外ではTurtle Nebulaの愛称を持つ惑星状星雲、残念ながら内部構造は表現できませんでした。亀の形も?...ゲームのインベーダーみたいです。(下に二本出ているふわっとしたのが脚かな?)ふわっとした惑星状星雲は難しいのかもしれませんが、もっと構造が出ているアマチュア作例もあるようなので、今後の改善課題です。
ハッブル宇宙望遠鏡
データ
日時(1)7/29 23:31~(5秒x350Frx80%採用≒23分)
日時(2)7/29 20:21~(5秒x456Frx80%採用≒30分)
カメラ: ZWO ASI678MC QBPフィルター
レンズ: ミューロン180C RD(1770mmF9.8)トリミング
赤道儀: EM-200改 ノータッチガイド
撮影場所:吹田市
画像処理:AutoStakkert!3(スタック)、PI
露出不足は致命的なのでどちらも5秒かけているが長すぎたかも。
AutoStakkert!のスタック機能は本当に気まぐれすぎ。ほとんど一回では決まらない。皆さんどうしているのでしょうね。ラッキーイメージ用の軽いスタックソフト誰か作ってくれないかな。ファイル容量問題は後で考えるとして、スタックのルーティン化、安定化が目下の最大課題。