M6近傍リベンジとフィルター検証(デュアルvsQBP)【天文ガイド(2024年11月号)掲載】 | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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本写真が天文ガイド(2024年11月号)に掲載されました!

 

相変わらずいやな雨が続きますね。

 

私はカラーカメラ主体で撮影してきましたので、デュアルナローやQBP、CBPなどのフィルターを使用してきました。再三、デュアルは赤ベタでつまらないと記載してきましたが、今回どの程度違うかを、前回のリベンジを兼ねて、南の暗い大塔で、同じM6+近傍の星雲(さそり座)を撮影しました。

 

結果は論じるまでもないですが、(撮影条件も違うとはいえ)全く違う画像が得られました。大塔で取り直したM6近傍は星雲がカラフルで、かつ散開星団のM6(Butterfly Cluster)の微光星も輝きが増しており、「暗い空ではできるだけノーフィルター(またはCBP、QBP)で撮るのが基本」という当たり前のことを再認識した次第。(SHO撮影は除く)

 

【M6と近傍の星雲(さそり座)(Sh2-12・Sh2-13)】

1.クアッドバンド(QBP)五條市大塔(Bortle3)

 

2.デュアルナローバンド(6nm)大芦高原(美作市)

(Bortle4だが南天の条件は相当悪い、しかも障害物で40分しか露光できず)

 

1のデータ

鏡筒: タカハシ FSQ-85ED(レデューサ)327mm f3.8

カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)

赤道儀:ZWO AM5

フィルター:QBP

画像処理:PIXINSIGHT

日時: 7/3 22:05~ 300sx19FR (1時間35分)

撮影地:奈良県五條市大塔