梅雨の晴れ間のSHOの撮影済画像は最後です。お付き合いありがとうございました。この対象は露出時間が少ないせいもあって画像処理には最も時間がかかりました。赤緯の低い対象は露出時間をあまりかけられず難しいですね。
【出目金星雲(NGC6334)】
海外では猫の足跡(Cat’s Paw)と呼ばれ、肉球にあたる3個の丸い星雲とその北西にある星雲が猫の足跡に見えます。この星雲を光らせている高温星はいずれもスペクトルO型星なので星雲が青く写っています。今でも活発に星が生まれている領域です。
元データ
ネットを検索してみるとやはりSHOの分野は圧倒的に海外が進んでいて、YOUTUBEのサイトやPIXINSIGHTにもすでに第三者の開発した沢山のツールが登録されています。(hoshitorinさんご教示のツールもその一つ)それらを活用すればさらに楽に画像処理ができると思われます。このカラフルな色彩は好みがあると思うので、私も含めて地味好きの日本人には合わないかもしれません。今回やり方が本当にわからず、ブログの皆さんのご指導がなければあきらめているところでした。本当にありがとうございました。
鏡筒: タカハシ FSQ-106ED 530mm f5
カメラ: ZWO ASI 1600MMCool
赤道儀: ZWO AM5 ASIAIRによる自動ガイド(ASI120MMmini)
フィルター:HYO 7nm SAO フィルター(Hαは3.5nm)
画像処理: PIXINSIGHT
日時: 7/3 22:28~ 300sx25FR
(総露出125分、SII 20分・Hα75分・OIII30分)
撮影地: 五條市大塔
悲報
このまま終わってしまうの?悲しすぎる😭
9月末から10月にかけて肉眼彗星になると期待されている(いた?) 紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3)ですが、既に彗星核の断片化が進行しておりこのままだと近日点通過(太陽に再接近)する前に消滅するという、最近の観測結果に基づいた非常に厳しい予想を立てた論文のプレプリントが公開されたようです。… https://t.co/XlPEuJU0k8
— 京都大学OASES/PONCOTSプロジェクト (@OASES_miyako) July 9, 2024
紫金山-アトラス彗星C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS) 崩壊へのカウントダウン! #彗星 #彗星崩壊
— 天文学者 阿部新助 Dr. Avell (@AvellSky) July 10, 2024
2024年10月に巨大彗星になることが期待されているオールト雲起源の彗星だが、以下の理由で近日点通過前に崩壊することが、この道の達人天文学者セカニナ博士が論文発表。以下、彗星崩壊の理由;
1.… pic.twitter.com/VEWsKoSoty