久しぶりに梅雨の晴れ間で7/3・4の2日連続で出撃しましたが、2日目は昼の暑さにやられ、夜半ごろにギブアップいたしました。夏といえば「さそり座」。カラフルタウン、青い馬頭、M6、エビ星雲と、もうかなり撮ってきましたが、せっかくのすさみなのでさそり座南部にある個性的な形の「彼岸花星雲」と「出目金星雲」に着目し、モノクロSHOも含めて色々な形で撮ってみました。ここらは赤緯が低く(ー35度)、一日で良い条件で撮れる時間帯が3時間くらいなので、夏の星座といえども7月が撮影できる限界かもしれません。
第一弾は、カラーカメラによる2対象並んだ記念写真からです。2対象ともOSCナローで撮ると色の変化に乏しく赤ベタ感の強い星雲ですが、すさみの暗い空と地平線近くまで晴れ渡った天気に恵まれ、明暗コントラストのついた立体感のある微細構造を撮ることができました。
【彼岸花星雲(NGC6357)と出目金星雲(NGC6334)さそり座】
鏡筒: タカハシ FSQ-85ED(レデューサ)327mm f3.8
カメラ: ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)
赤道儀: ZWO AM5
フィルター: HYO デュアルナローバンドフィルター(6nm)
画像処理: PIXINSIGHT(BXT)
日時: 7/4 21:15~ 300sx25FR (125分)
撮影地: 和歌山県すさみ町