新しい鏡筒が仲間入りしています。MT-160のサブとか観望会用とか気軽な用途で使用するため、破格値(美品で30K!)で弟分のMT-130(13cmニュートン)を入札しました。結果的に使えそうですが、MT-160に比べて仕様はかなり簡略化されています。
1.ドローチューブ径が小さく50.8mmアクセサリーに対応できない
(手持ちのMEYONコレクターが使えない)
2.回転装置がない(トミタさんのオリジナルM54回転装置で対応予定)
3.イメージサークルが小さい(レデューサー使用で34mmΦ)
2~3は何とかなりそうですが、1はがっかりです。改善しようとすると接眼体全体の交換になりそうで、そこまで手を入れるつもりはありません。とりあえず古いレデューサーで撮ってみます。すでに何枚かあげていますが、下の写真はすさみでのモノクロLRGBの試写結果です。(斜鏡が3本ステーのため光条が6本出ます。また写野回転ができないため必ずしも北が上になっていません)MT-160に遜色ない満足な写りで、古いレデューサーの青ハロも出ていないようです。
1.M97(フクロウ星雲)・M108 おおくま座
2.M81(ボーデの銀河)・82(葉巻銀河)おおくま座
3.M51(子持ち銀河)りょうけん座
【トリミング】
【オリジナル】
タカハシのMTシリーズは、かさ張る図体でF値も暗い時代遅れのニュートンですが、skywatcherみたいに色々な調整や改造も不要だし、エプシロンほど光軸やピント(気温)もシビアでない、星像もそこそこなので、私のように調整の苦手な初心者こそお勧めかと思います。(当然中古しか入手できませんが...人気がないのでとても安いです!)
【データ】
鏡筒: タカハシMT-130 RD(618mm f4.8)
日時:
(1)4/09 00:02~ 総露出時間75分(L:3分x10FR、RGB:3分x各5FR)
(2)4/10 22:24~ 総露出時間75分(L:3分x10FR、RGB:3分x各5FR)
(3)4/10 01:25~ 総露出時間125分(L:5分x10FR、RGB:5分x各5FR)
カメラ: ZWO ASI 1600MM Cool
フィルター:ZWO LRGBフィルター
赤道儀: EXOS2/EQ5(ONSTEP仕様(中国製))
ガイド鏡: SVBony SV165 ASIAIRによるオートガイド
画像処理: PI(BXT)
撮影地: 和歌山県すさみ町