昨日は昼間は雨でしたが、夜から急に晴れだし、あわててセッティングしました。自宅ではミューロンで惑星状星雲をいくつか狙いたいと思います。惑星状星雲は(比較的)フィルターが使える、日の丸構図(ムラがごまかせる)が多い、面積当たり光量が豊富なものが多い...etc、自宅向きの対象かもしれません。
NGC1514は、天王星の発見で知られるウィリアム・ハーシェルが、 1790年に発見したおうし座の惑星状星雲で、その美しさからクリスタルボール(水晶玉)星雲と呼ばれています。暗い光学系ですが模様はわりと出ました。
ところで撮影にあたっては、最初5分露光していたのですが、キャリブレーションエラーやガイドエラー(流れ)など失敗多発で大分時間をロスしました。結局ASIAIRとONSTEPをリセットし露光時間も短くしましたが、ガイドが不十分なせいか中心星の星像がぼてっとしています。枚数が増えるので短時間露光はいやなのですが、やむなく1分露光にしました。今後長焦点のガイド精度アップが課題です。
【データ】
日時: 1/10 22:38~ 60secx68FR(露光時間68分) 長辺方向トリミング
カメラ: ZWO ASI585MC
鏡筒: タカハシミューロン180C RD(1770mm f9.9相当)
赤道儀: タカハシEM-200改
フィルター:QBP
撮影場所:吹田市(光害地)
画像処理:ASIStudio、SI9、FlatAidPro