佐賀のオッサン星にハマる2 -9ページ目

佐賀のオッサン星にハマる2

このブログはある星空に戦いを挑んだオッサンの記録である。
天文界において全く無名の冴えないオッサンが星見の中から健全な精神を培い、
わずか数年でメシエマラソン完走をなし遂げた妄想を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくログ化したものであるかも。

最近は、天気が良くても、PM2.5が飛んでいない日でなければ満足に星が見えません。


昨晩も晴天だったのにPM2.5濃度が高くて断念しましたが、今夜は午後からみるみる低下。



佐賀のオッサン星にハマる2


行けるうちに行っとけ!と短時間ですが遠征。


最初に狙ったのが、まだ高い位置にあったペルセウス座の二重星団。

組立天体望遠鏡15倍で眼視しても素晴らしい天体です。



佐賀のオッサン星にハマる2


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整(中間トーンの持ち上げ)した後、サイズ変更。




ぐあー!最初が流れてる(^^;


基本「待つ」ということが苦手なので、セッティングして赤道儀が落ち着く前にシャッターを開いて、PENTAX Qのカスタムイメージがポップチューンになっていたため、撮影後に液晶に映し出された画像が派手だね、派手もいいけど愛した時はもっと地味にね的でテンションが上がり、流れていたことに気付きませんでした。もう一枚、撮っておきたかった。。。


それにしても、やはり二重星団は見て良し撮って良しですね!

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点撮影システムを組んでから、メシエ天体を中心に撮影しているところですが、数が増えてくると、何を撮って何を撮っていないか、どうも混乱してしまうので、


インデックス記事 を作成しました。


本当は別サイトにしようとURLまで取得しているのですが、一からHTML手打ちするのが面倒臭い・・・


まだまだ撮り始めたばかりですが、40mm、fl273mm、F6.825、そしてお値段1,580円の組立天体望遠鏡+レンズを交換できるコンデジPENTAX Qでどこまで撮れるかやってみます!

組立天体望遠鏡のピント調整はヘリコイド式、つまり鏡筒と接眼部にネジ山が切ってあり、それをクルクルと回すことで調整しています。


この組立天体望遠鏡を直焦点仕様にして撮影していますが、このヘリコイド部分にガタがあって、PENTAX Qを用いるような狭い画角(しかも三脚台座が接眼部側)では、このガタのためになかなか狙った構図通りに写りません。


で、閉鎖した旧ブログに頂いたコメントの中で紹介されていたこれを思い出しました。


佐賀のオッサン星にハマる2


水道配管用のシールテープです。近所のホームセンターで105円。


本当に申し訳ありませんが、コメント主を思い出せません。都合のいいところだけ思い出して、


佐賀のオッサン星にハマる2


接眼筒のヘリコイド部に貼り付けると、見事にガタがなくなりました!



この接眼部のヘリコイドは個体差がありまして、緩かったりきつかったりです。緩ければシールテープ、きつければグリス。でも眼視だけであればグリスでスムーズに回るようにするのが基本かな。



それから、


佐賀のオッサン星にハマる2


微動雲台を買っちゃった。


先輩方の創意工夫に満ちた自作を傍目に安易な・・・(^^;



佐賀のオッサン星にハマる2


安物三脚でも、ストレスフリーで追尾しながらジックリ見ることができるようになりました。



佐賀のオッサン星にハマる2


針の穴を通すような組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点システムへの導入&再導入も、ウソみたいに楽に。



佐賀のオッサン星にハマる2


さっき、撮った太陽です。

ピッピさんが言い出したISS撮り比べ




佐賀のオッサン星にハマる2
ピッピさんピグ




何だか宙ガールに群がるオッサンの様相を呈してきていますが、今夜もシコシコ撮影します。



佐賀のオッサン星にハマる2


佐賀では本日(2月28日)19:10にオリオン座のリゲルの近くを通りましたよん。



佐賀のオッサン星にハマる2


こんな感じで移動していきます。



そしてそして、


拡大撮影(と言うかISSの形が分かるように撮ろう)とするムーブメントも勃発。


既に各方面で素晴らしい作例が詳細な撮影データと共にアップされています。


人が蓄積したノウハウをごっそり頂くような後出し臭プンプンですが、



佐賀のオッサン星にハマる2


主砲で参戦。



SP赤道儀を経緯台モードにしてSE150N+PENTAX Qの直焦点でチャレンジします。


シリウスで5cmファインダーを調整して、ほぼ一発勝負。



SE150N+PENTAX Q直焦点

750mm(35mm換算4,185mm)

ISO800×1/400秒

JPEG撮って出しをピクセル等倍トリミングのみ。


佐賀のオッサン星にハマる2


120枚撮って9枚写っていました。


ちなみに時系列で9枚並べると、


佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2



佐賀のオッサン星にハマる2


19:09~19:12にかけて撮影しました。後半はだんだん遠く(小さく暗く)なっています。

それから、態勢も結構変わっている?キリモミ状態?


とにかく追尾に必死。短時間で移動距離が長いので踏ん張った足の位置直しが大変。「悪い、今話しかけないで!」状態(^^;

ピッピさんが言い出したISS撮り比べ


元々は「撮る場所によって見え方が違う」ことを楽しむ趣旨のはずですが、何だかモノスゴイ方向へ飛んでしまっているようで(^^;


今日27日はなかなかの見頃だったようです。


佐賀のオッサン星にハマる2


既に各方面からISS撮影の報告が上がりつつあります。


そこで、


佐賀のオッサン星にハマる2


周回遅れで参戦。


何の準備もしていませんし、久々のISSでしたので、コンデジで普通に広角インターバル撮影です。



佐賀のオッサン星にハマる2


はい、こんな感じでくじら座のミラあたりを飛んで行きましたよ。



佐賀のオッサン星にハマる2


光害まみれの自宅観測所からの撮影。



うーん、これを拡大撮影するには、、、


あれをこうして、これをああして、、、うーん。。。

我が家には組立天体望遠鏡が4本あります。


佐賀のオッサン星にハマる2


オレンジ色の鏡筒は、アストロソーラー を使った太陽観測望遠鏡です。


佐賀のオッサン星にハマる2


で、これらの鏡筒間には互換性(笑)がありまして、



佐賀のオッサン星にハマる2


このハメコミ式フィルターを直焦システムと交換すると、


佐賀のオッサン星にハマる2


簡単に太陽撮影システムを構築できます。


佐賀のオッサン星にハマる2


思い立って数分後には撮影できてしまうのですが、残念ながら今日は黒点が見えていません。


が、無理矢理こねくりまわしていると、



佐賀のオッサン星にハマる2


小さい黒点が浮かんできました。



佐賀のオッサン星にハマる2


NASA提供の画像 で答え合わせ(^^;

高緯度にお住まいの皆さんが大変な御苦労と共に観望しているカノープス。


ブハハ!低緯度の佐賀だったらいつでも見られるもんね!



と余裕こいていたら、既に南中時刻が20:30。


ウカウカしていると見逃しちゃう!と、干潟よか公園へ行ってみました。



が、



PM2.5



で、見るからに透明度が低く、大気中のチリが月明かりと街明かりで照らされまくっています。



佐賀のオッサン星にハマる2


有明海沿岸から北北東方向を撮影。

PENTAX Q+01STANDARD PRIME

8mm(35mm換算47mm)

ISO125×10秒

JPEG撮って出しをリサイズのみ


いつもはこの方向に脊振山脈が見える、少なくとも山頂にある自衛隊施設の明かりは見えるのですが、山影が全く見えません。


カノープスがあるはずの場所を、しばらく双眼鏡で舐めまわしますが、見える気配もありません。


嗚呼、もはや長生きを願うべくもないのか。


かすかな絶望を感じながらシャッターを切ってみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


PENTAX Q+01STANDARD PRIME

8mm(35mm換算47mm)

ISO400×10秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。



おー!写った!


写真ではあるけれど、今シーズンもカノープスを拝むことができました。

これで生きながらえることができそうです。




記事とは関係ありませんが、


ほよほよさんの星座クイズ への回答
佐賀のオッサン星にハマる2



20日早朝、東の空は既に明るくなりつつありましたが、帰り際に色気を出してもう一枚。



佐賀のオッサン星にハマる2


こと座のリング状星雲M57


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整(中間トーンの持ち上げ)した後、サイズ変更。


撮影時刻は5時52分(!)


ふと東の空を見ると、こと座のベガが随分と高く昇っていましたので、撮影してみたらあっけなく写ってくれました。感動!



佐賀のオッサン星にハマる2


同じ画像を、等倍トリミング。

ここ数日天気が悪かったのですが、今朝(20日早朝)は晴れ渡りました。


ので、仕事前にちょっと出かけてみました。


佐賀のオッサン星にハマる2


春の系外銀河を狙おうかとも思いましたが、既にしし座は西に傾きつつあり、おとめ座銀河群は予習不足。。。眼視ではウジャウジャ見えていたんですけどね。



時間が限られていることもあり、球状星団にロックオン。



以下全て、


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


なお、上がほぼ北です。(多分)



では有名どころから、



佐賀のオッサン星にハマる2


ヘラクレス座 星M13星


さすが最も美しいと言われる球状星団だけあります。そして何より場所がわかりやすい!





佐賀のオッサン星にハマる2


同じくヘラクレス座の星M92星


有名なM13の影で目立ちませんが、視野に入ればドンっとなかなか見応えのある球状星団です。






佐賀のオッサン星にハマる2


りょうけん座 星M3星


りょうけん座はわかりませんが、M3はわかる(^^;





で、球状星団の巣窟であるへびつかい座へ。



佐賀のオッサン星にハマる2


星M10星




佐賀のオッサン星にハマる2


星M12星




佐賀のオッサン星にハマる2


星M14星





佐賀のオッサン星にハマる2


星M107星



初めて集中して球状星団ばかりマジマジと観ました。

他、西に(?)沈みつつあるケンタウルス座のオメガ星団(NGC5139)も双眼鏡で観望。地平線上低いところのモヤの中、不気味に巨大な星団として見えていました。

また、さそり座のM4も双眼鏡で観望。不覚にも散開星団と思い込んでいて撮影せず。まだチャンスはいくらでもあるので、今後のお楽しみにしたいと思います。

小惑星2012DA14を狙ったタイムラプス撮影では、私の中で枯れた(=信頼性が高い)機材であるコンデジIXY20ISにCHDKを入れて挑戦しました。


結果は、撮影できず。各コマ32秒露出で延々と撮っていたわけですが、小惑星を撮るのにこんな長時間露出は意味が無かったですね。


保険ってほどでもありませんが、隣で三脚固定のPENTAX Qでもちょこちょこ撮っていて、その中に運良く小惑星を捉えた写真がありました。



佐賀のオッサン星にハマる2


このような構図で撮った5枚を元に、四角の枠内をトリミングして、流行りの(?)GIFアニメ化。



佐賀のオッサン星にハマる2


淡いですねー。恒星の流れ方と小惑星の軌跡を比べると、その動きの速さがイメージできるかと思います。


双眼鏡を使った眼視ではもっと(他の星が写真よりも暗く見えるため体感的に)明るく見えましたよ。