昨晩の遠征で、どうも赤道儀の具合がおかしくて星が流れるなぁ、と思っていましたが、単純に追尾モーターの電池切れだったようです。
気温が低いこともあり電圧が低下していたようで、回転が不安定です。一度電源を切って電池ボックスを振って再接続すると動き出すなんて前近代的な対症療法を施し、また、試しに微動ハンドルを手動でアシストすると流れません。
そんなひと手間(?)をかけて撮った写真の続きです。
全て
組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点
273mm(35mm換算1,523mm)
ISO1600×30秒
JPEG撮って出しをサイズ変更のみ
なお、上が北です。(多分)
M45
清少納言の頃から親しまれていた昴ですが、貧弱なシステムで写真にしてもイマイチでした。
眼視なら肉眼や双眼鏡がベスト。シンと静まった冬の夜空に青白く輝く様は本当に素晴らしいです。
M41
おおいぬ座のα星、全天で一番明るい恒星であるシリウスからちょっと下にある、双眼鏡でもすぐに見つかり、美しい散開星団です。星の並び方がXになっています。南の空が暗ければ肉眼でも見えると思います。
M44
かに座の散開星団プレセペ星団です。かに座を構成する恒星が暗いため、かに座は見えなくてもプレセペ星団は見える、と言うより、プレセペを見つければそこがかに座、という位置付け(?)。
場所がら、かに味噌とも呼ばれています。
ご覧の通り、写真に取るとサッパリですが、肉眼で見るとボンヤリと美しく、すばると違った趣があります。
M67
かに座の脚の先にある散開星団です。
かに座の形さえわかれば、すぐにわかる美しい星団です。
M47
とも座の散開星団ですが、とも座を追うのは至難の業なので、おおいぬ座の耳の後ろから探しています。
明るい星が多く、双眼鏡でもすぐにわかります。
並んでM46(散開星団)があるのですが、何故か撮り忘れ。
M50
そもそもいっかくじゅう座がどこにあるかわからなかったのですが、最近ようやくイメージできるようになってきました。そのいっかくじゅう座にある散開星団です。街中でも冬の大三角形はわかるものですが、その内側はなかなか意識しないもの。しかし淡いとは言え天の川が流れている場所であり、暗い場所に行って双眼鏡で眺めると、微光星が敷き詰められていることがわかります。
なんか、ET星団風に見ると、巨身兵っぽく見えませんか?(^^)
M93
とも座の散開星団です。
これもET星団系に見えなくもない(^^;
M46の真南、おおいぬ座のお尻の上、この辺も何とか天の川の流れの中です。
冬の夜空は1等星が多く、どうしても派手な星座に行きがちですが、街中では星が見えない領域にも無数の美しい天体があるものです。