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佐賀のオッサン星にハマる2

このブログはある星空に戦いを挑んだオッサンの記録である。
天文界において全く無名の冴えないオッサンが星見の中から健全な精神を培い、
わずか数年でメシエマラソン完走をなし遂げた妄想を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくログ化したものであるかも。

昨晩、まず最初に土星を楽しみました。


佐賀のオッサン星にハマる2


どちらもPENTAX Qで直焦点撮影、ISO125でJPG撮って出しをピクセル等倍トリミング。

組立天体望遠鏡は1/30秒、SE150Nは1/50秒。


焦点距離の長さはもちろんですが、やはり口径による解像力が違います。

連休入りの佐賀は、、、


佐賀のオッサン星にハマる2


GPV!GPV!GPV!


いやいや、今時、GPVだけでは不足。



佐賀のオッサン星にハマる2


シャバダバシャバダバー!



ね、念のため



佐賀のオッサン星にハマる2


工藤静香!



組立天体望遠鏡で撮るメシエ天体の残りを撮れるのは明け方以降=月齢のため不可で、遠征は予定していませんでしたが、これだけ揃えば行くのは今でしょっ!で、



佐賀のオッサン星にハマる2


行ってきました。



インデックス入り新規天体はゼロですが、楽しかったー!



何か流星群来ているんですか?流れ星を3つ見ることができました。



佐賀のオッサン星にハマる2


それから、ぽんぽこサン!

以前、プラネタリウムを作ったことがあります。



佐賀のオッサン星にハマる2

こんな型紙がネット上にゴロゴロしています。

ペン先で穴を開けるピンホール型のプラネタリウムです。



佐賀のオッサン星にハマる2

カレンダーと時刻を合わせることで、星空を忠実に再現できます。



佐賀のオッサン星にハマる2


が、まあ四角い部屋では星座の形になんかならないわけで(^^;



コストに手間と暇、投影される星の数を考慮すると、大人の科学のプラネタリウムが良かったりしたのですが、その大人の科学からなんと!


佐賀のオッサン星にハマる2


http://otonanokagaku.net/magazine/vol39/index.html



新型が発売されるそうです。

ピンホールで再現される天の川・・・ゴクリ。


四角い部屋では思うような星空にならないことは目に見えています。狭い空間(トイレがGood!)では星空になりますが、星座の形自体は歪みますので、こんな場末ブログを読むような目の肥えた玄人には耐えられないでしょう。


これは是非、投影用のマイ・ドームを準備(自作?)して待つしかない!?

昭和の日の昼下がり、連休前半を反省しながら久しぶりに太陽を撮ってみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


晴れ太陽晴れ


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1/640秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、トリミング、サイズ変更。


わっ!何だか賑やかです。

西南西8時方向の端の黒点なんか、こんな位置の黒点が見えるってすごいこのような。


もう少しピントを詰めて詳細に、と思っていると、



佐賀のオッサン星にハマる2


あるある。


私の行動を天から監視されていたかのように、一気に曇ってきました。



ところで、太陽と月とどっちが大きいか?ってあまり意識しませんが、



佐賀のオッサン星にハマる2


同じ画角で撮ったものを並べるとご覧の通り、ほぼ一緒です。

このおかげで様々な美しい日食が見られるわけですね。

昨日28日、昼間は抜けるような青空だったのですが、日暮れとともに雲。GPVでは明け方前は晴れ。しかし月齢は18と、よくある組み合わせ。


それでも、行ける時に行こうと明け方前に行ってきましたよ。



佐賀のオッサン星にハマる2


お月様お月様


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1/60秒

JPEG撮って出しをトリミング、リサイズ、PhotoFiltreでシャープ(強)。



この月が、ちょうどいて座とさそり座の間、天の川上に位置して、煌々と照らしています(^^;

これは困った。一番美味しいところが星ひとつ見えません、というのも想定内だったわけですが。


しばらく月を見て楽しみます。お、そうだ!エイヤッ!と



佐賀のオッサン星にハマる2



お月様お月様


SE150N+PENTAX Q直焦点

750mm(35mm換算4,185mm)

ISO125×1/125秒

JPEG撮って出しをリサイズ、PhotoFiltreでシャープ(強)。



35mm換算4m砲で月~!

組立天体望遠鏡でも美しい写真が撮れますが、やはり比べると解像力が全然違います。



佐賀のオッサン星にハマる2


うさぎさんの耳の間、右下のクレーターで言うとグーテンベルグとゴクレニウスあたり。を切り出すとこんな感じです。



とにかく月が明るくて、カシオペヤ座を辿れない(高度が低いと3等星すら見えない)有り様。


メシエ天体by組立天体望遠鏡、ボウズは悔しいのでファインダーでカシオペヤ座を辿りながら「撮っただけ」的な2つ。



佐賀のオッサン星にハマる2-M52


星M52星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


カシオペヤ座の散開星団です。

月明かりで気付きませんでしたが、既に太陽も昇ってきており、空が青いです。

この辺も天の川なので、これから楽しみな領域です。



佐賀のオッサン星にハマる2-M103


星M103星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


同じくカシオペヤ座の散開星団。どれが?って感じですが中央右寄りに星がいくつか固まっているところです。暗い場所で見れば微光星が多い場所なので、もう少し賑やかなのでしょうが。



連休中の干潟よか公園でしたが、暴走族の闖入もなく実に静かで落ち着いた観望&撮影となりました。もっとも、公園内の遊具では奇声を発しながら遊んでいるグループがいましたし、中に乗ったまま長時間駐車中の車も奥に停まっていました。こんなところにも春を感じるわけです。

三瀬の天頂付近は素晴らしい眺めですが、北から北西は福岡市、南は佐賀市の光害があります。



佐賀のオッサン星にハマる2


今の時期は春霞という名の黄砂やPM2.5の飛来もあって、それら浮遊物が地上の光で照らされて、ご覧のとおり。

ちょうどいて座やさそり座の美味しい部分の空が赤~黄色になっちゃいます。





佐賀のオッサン星にハマる2-M6


星M6星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。



うーん、もうちょっと写ってくれそうなものですが(^^;

この界隈は、夏になってからもう一度全て撮り直したいです。




佐賀のオッサン星にハマる2-M75


星M75星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。



どこに写っているんだ?と罵声が飛んできそうですが、中ほど右端に写っていますです(^^;


M75の導入は、いて座σ星(目の暗順応が上手く進まないこともあってこれしか肉眼で見えませんでした。)を起点に、ζ星を見つけて東に振り、まずM55。そこから北へ上りいて座51番・52番を視野に入れたところで、後は星図を辿ってM75という流れでした。


つまり、M55も撮ったはずなんですが、自宅で同定作業をやっているとどうも違います。



佐賀のオッサン星にハマる2

???


何これ?


何か写っていますが、ちょっとあんまりなのでパス。


この時点で、いて座&さそり座を制覇したつもりでしたが、またもや宿題が残ってしまいました。



最後に東の森林の梢の上に登ってきたペガススの鼻から導入して、



佐賀のオッサン星にハマる2-M15

星M15星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。



M13の方が大きく派手ですが、鼻先にちょこんとあるこの球状星団も眼視しやすくかわいいです。



そんなわけで5つ撮ったと思ったメシエ天体も成果的には4つ。

赤経で言うと、3時過ぎから19時前までは網羅できました。

難易度が高そうなので早期に済ましておきたかった天体です。

実はメシエさんが言う「M102」に相当する天体は存在せず、近くにあるこれじゃないかな?というのがコレ。



佐賀のオッサン星にハマる2-M102


星NGC5866 (M102?)星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。



そもそもりゅう座の形を把握していないので、北斗七星のミザールから東に振って導入。

10.8等級の銀河と淡いのですが、15cm眼視でも捉えることができました。


集光力さえあれば、この界隈も銀河団が多い場所だそうです。

また、このNGC5866も実は面白いルックスでハッブル望遠鏡などの高精細な写真で見ると、真横から見た細長い銀河の真ん中に広がった塵の円盤があります。


世の中、不思議なことだらけです。

今朝の月齢は11。3時前に西に沈むわけですが、それまでは強烈に明るいです。

目的のいて座界隈が昇ってくるまで時間もありますから、



佐賀のオッサン星にハマる2


星土星星


を見たり、


佐賀のオッサン星にハマる2


星こと座ダブルダブル星



4cm組立天体望遠鏡で分離・・・・・してる?してない?



それから親子で星見さんの記事 を見て、



佐賀のオッサン星にハマる2


こんな感じのいい位置に来ていたM13を狙ってみました。

いつものJPG撮って出しではなく、RAWで3枚も撮ってDeepSkyStackerでスタックしてみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


星M13星


親子で星見さんには遠く及びませんが、以前アップしたJPG一枚物 よりははるかに良い出来です(^^)

金>仕事絡みの飲み会で美女に囲まれてヘベレケビール

土>子供絡みの飲み会で美女に囲まれてヘベレケビール

日>親族絡みの飲み会で爺婆に囲まれてヘベレケビール



と、このまま週末が終わってしまうのもどうか、と本日月曜朝は月も沈む3時に目覚ましをロックオン。



・・・久々の星見に興奮して寝付けないまま、もうどうにでもなれ、と日付が変わる頃から出発。



佐賀のオッサン星にハマる2



冬物衣類をクリーニングに出した途端の寒波再来!



寒い、寒すぎます!



月が沈んだ後の空は、透明度も高く久々の三瀬クオリティ。

しかし、手がかじかんで細かい操作が億劫になり、体が冷えてきて気も滅入ってきます。


それから、先日自宅で赤道儀の赤経軸を調整していたのですが、締めすぎたようでモータードライブがどうも上手くいかず、追尾できない事案が多発。


そんなこんなで、せっかくの星空なのに、みずがめ座を待つことなく早期撤退しました。

最低10個は撮りたかった組立天体望遠鏡で撮るメシエ天体は5つしかゲットならず。


早退したから睡眠時間を確保できるわけでもなく、昼間は眠くて大変でした(^^;



撤収間際に撮った今朝の天の川。



佐賀のオッサン星にハマる2


星天の川星


PENTAX Q

01 STANDARD PRIME(8mm 35mm換算47mm)

ISO1600×15秒


RAWで撮ったけれど、カメラ内現像が簡単でキレイ。

自身用の備忘録メモです。



組立天体望遠鏡で撮るメシエ天体インデックス 、残り19天体ですが、うーん、まだまだ先が長いなぁ。



とりあえず早起きして天気さえ良ければ撮れそうなもの。


M6 さそり座の散開星団

M55 いて座の球状星団

M75 いて座の球状星団

M15 ペガスス座の球状星団


M15って撮っていなかったのか。ペガススの鼻先にあって眼視では何度も見たことがあるので、意外。



M2 みずがめ座の球状星団

M72 みずがめ座の球状星団

M73 みずがめ座の散開星団

M52 カシオペヤ座の散開星団

M103 カシオペヤ座の散開星団


明け方ギリギリまで粘りながら何とかこの辺までは今の時期でも撮れるかな。

一つ億劫なのは全方位開けている干潟よか公園(有明海沿いの公園)では、暖かくなるにつれて暴走族をはじめとする元気な若者が単車吹かして集まること。三瀬方面の山間部に行くと北極星で極軸を合わせられ、かつ東が開けている場所がないこと。


M102 りゅう座の銀河


これはメシエ天体としては欠番扱いになることもある銀河です。10.8等級と暗いので空次第。


他は、今の時期ではちょっと無理のようです。


M34 ペルセウス座の散開星団

M76 ペルセウス座の惑星状星雲


M30 やぎ座の球状星団

M31 アンドロメダ座の銀河

M32 アンドロメダ座の銀河

M110 アンドロメダ座の銀河


M33 さんかく座の銀河

M74 うお座の銀河

M77 くじら座の銀河


明け方の東の空といえども、この辺の赤経になると梅雨明けにならないと撮れないかも。

それから、M76のように今まで見たこともそもそも望遠鏡を向けたこともない淡い天体なんかも含まれているので、大変そう。