組立天体望遠鏡+PENTAX Qの画角 | 佐賀のオッサン星にハマる2

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このブログはある星空に戦いを挑んだオッサンの記録である。
天文界において全く無名の冴えないオッサンが星見の中から健全な精神を培い、
わずか数年でメシエマラソン完走をなし遂げた妄想を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくログ化したものであるかも。

幅広い知識(!)をお持ちの池袋駅北口さん


組立天体望遠鏡+PENTAX Qの直焦点では、「画像の1ピクセル、角度の1秒、月面上の距離2km」 なんてことをサラっと書いちゃうわけですが、私には何が何でそうなるのかサッパリ。


でも、レンズが交換できるコンデジを入手したことだし、せっかくなので自分で計算してみました。



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使う数字は、デジカメの撮像素子のサイズとレンズの焦点距離だけです。


PENTAX Qの撮像素子は1/2.3型。横幅6.2mm、縦幅4.6mmです。

組立天体望遠鏡の焦点距離は273mmです。


後は高校で習った三角関数タンジェントを使います。

実際の計算は逆関数であるアークタンジェントを使いますが、それもこれもエクセルを使えば簡単にわかります。


で、結果は、横画角は約1.3度、縦画角は約1.0度でした。



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月は、約0.5度ですから、なるほど写真もそんな感じです。



なお、画角を秒単位で表すと、

横、1.301167・・・×60分×60秒=4,684.201・・・秒

縦、0.965401・・・×69分×60秒=3,475.442・・・秒


PENTAX Qの撮像素子は4,000×3,000の1,200万画素ですから、


横1ピクセル=4,684.201・・・秒÷4,000=1.17105秒

縦1ピクセル=3,475.442・・・秒÷3,000=1.15848秒


と、1ピクセルあたり約1秒と考えてよさそうです。


月までの距離は約38万4,400kmですから、


tan(1.17秒)=x÷384,400km

x=tan(1.17秒)×384,400km

x=2.1618・・・km


ということで、1ピクセルあたり月面では約2kmと考えてよさそうです。


と、ここまでは確かに勉強したことがあるのですが、エアリーディスクやら回析やらは、その意味からチンプンカンプン。