PENTAX Qは天体撮影に向いているか? | 佐賀のオッサン星にハマる2

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このブログはある星空に戦いを挑んだオッサンの記録である。
天文界において全く無名の冴えないオッサンが星見の中から健全な精神を培い、
わずか数年でメシエマラソン完走をなし遂げた妄想を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくログ化したものであるかも。

我が相棒PENTAX Q



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ネット上で大方の評判はズバリ、「レンズ交換できるコンデジ」に過ぎないと言うことで、どうも評判が芳しくない。



それでも夜空に向ければ、



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これくらい写るもんね!フンガッ!フンガッ!


もっとも、我が家の旧来機のコンデジ


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IXY20ISでも、



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これくらいは撮れていたんですが(^^;



さて、PENTAX Qを天体撮影に使おうとすると、


苦其の壱 は、センサーサイズが小さいため高感度撮影や長時間露出が苦手。


苦其の弐 シャッタースピードに制約がある。


星雲・銀河といった淡い天体を撮影するには長時間露出が必要ですが、PENTAX Qは最長30秒間、バルブでも32秒です。


苦其の参 そもそもシャッター機構に制約がある。


本体に機械式シャッターがありません。レンズのシャッターを使います。レンズにシャッターが無い場合は本体の電子シャッターを使います。この電子シャッターは最長2秒間しか開けません。


という三重苦


今のところシャッター付きのレンズは高性能レンズシリーズ(Qマウント01、02、06)の3本。03魚眼を含むユニークレンズを使うと本体の電子シャッターを使うことになります。03魚眼で星野写真なんか面白そうですが2秒じゃねぇえぇ。。。


そういうわけで、Qマウント用Tリングというのは需要が少ないためか、製品として販売されているのは、ヤフオクで出品されている程度ですが、そのままでは2秒超の露出ができないため、太陽、月、明るい惑星程度しか対象になりません。


幸か不幸か、純正KQアダプターにはシャッター機構がついていますので、これを噛ますことで30秒まで開くことができるようになります。


そこで、純正KQアダプター+Kマウント対応Tリングという組み合わせになるわけですが、KQアダプターを購入した時点で結構な出費になっちゃいます。


電子シャッターは、ファームウェア次第でどうにでもなると思いますんで、CHDKみたいに誰か有志で組んでくれんかな。




追記

上の写真では、自作のソフトフィルターを使っています。



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プラ板に100均クリアスプレーを一噴きしたものをゴムひもで固定しただけです。

汎用性(笑)があり、PENTAX Qにも取り付けることができました。