服飾デザイナー、三宅一生さんの本
『ISSEY MIYAKE』(アービング・ペン撮影)を観ました
(写真集+言葉なので、読むより観たって感じ)。
和も感じるけれど、もっと自由でユニークで、
のびのびとした気分になりました。
※引用部分はすべて、本の中のイッセイさんの言葉です。
真のクリエイターというのは、ちょっとした毒の持ち主かもしれない。
多量の毒かもしれない。
ISSEY MIYAKE Official Site よりお借りしました。
イッセイさんのプロフィールもこちらにあります。
発想し(making THINK)、
それまでにないものをつくり(making THINGS)、
現実をつくる(making REALITY)
という基本精神がカッコよすぎる。
私は、少し前にコミュニケーションってなんだろう?という記事を書きました。
それで、この言葉がすごく印象的でした。
「あれっ、私の服だったかな」と振り向くことがある。
その人なりに工夫して着こなしているのが好きだ。
その時コミュニケーションが全うする。
私がこちらの記事で書いたのは、
本当の気持ちを伝え、大切な相手と、
共感しあえるコミュニケーションをするために、
言葉という道具をどう使うのか。
私がNVC(非暴力コミュニケーション)という技法から
学んだことでした。
ここで考えたのは、ちゃんと言葉で素直な気持ちを伝え合い、
理解し、共感しあうための実際的なコミュニケーションについてでした。
では、この写真集の言葉、
イッセイさんがいうコミュニケーションってなんだろうね。
実際的な言葉でのコミュニケーションとはまたちがう。
他の言葉を手がかりに、
ちょっと考えてみました。
まずは、イッセイさんと布や素材との対話があります。
イッセイさんが感じたものを作品にします。
ここでは、その時の彼の内がわとの対話も生まれているでしょう。
布には布の「性(しょう)」がある。
木目に逆らうことができないように、
「性」には逆らえない。
目を閉じて布に教えてもらうことがある。
新しい素材との出会いのひとつひとつが勉強だ。
知れば知るほど、学びたくなる。
素材の重さ、質感、流れが作品を決める。
そして、その作品を手にした人が、何かを感じ、
自分がどんなふうに着こなしたいのかを表現します。
服は着ている人が内側から感じるものでなければならない
私の服が誰かの一部になる。その人の一部になってしまう。
私がつくった道具を買ったヒトが好きに工夫してくれる。
服はパッケージではない。
好きなように組合せ、好きなように着ればよい。
イッセイさんは、創った服をとおして、
自分が感じていることを表現し、世の中に問いかけます。
「わたしはこう感じてこう表現しました。
あなたはここから何を感じ、どう表現しますか?」と。
「あのデザインはわかりやすかった」と言われると
「よくなかったんだ、もっとやらなければ」
という気になる。
装飾をやっているのではないんだ。
問い続けることにこそ意味がある。
スタジオで仕事をしていると、
保育園の先生のような気がしてくる。
スタッフに注文をつけるのも、大いに反論してほしいからだ。
そうして、ある日、町の中で、”その人”とすれ違う。
”その人”の着こなしは、彼への答え(反応)になる。
「あれっ、私の服だったかな」と振り向くことがある。
その人なりに工夫して着こなしているのが好きだ。
その時コミュニケーションが全うする。
とここまで考えて、
ああ、やっぱりこれは素直なコミュニケーション、についてのお話だな、
と思えてきました。
イッセイさんは、とことん素材と自分と向き合って、生れ出たものを表現する。
それは彼が本当に身体から感じていること。
誰かにいわれたことでもなく、
こうした方がよいと頭で考えたことでもなく。
そして、その服を買った人にも、
この服はこう着なきゃいけないなどと
パッケージのように型にはめて考えないでほしい。
身体で服を感じてほしい。
そして、自分らしく着こなしている姿が好きだ。
その姿をみかけたら「コミュニケーションが全うした」と感じる。
お互いが素直な気持ち、感じ方を表現しあっています。
素敵だな~。
まるで映画のワンシーンのように、
イメージが頭に浮かんでしまう。
イッセイ・ミヤケの服を自分なりに着こなした”その人”と、
一生さんがすれ違う。
一生さんがハッとしてふりかえり、
その人のうしろ姿を見つめている。。。
彼はその時、微笑むかもしれない。
そしてまた前をむき、歩きはじめる。
全うしたひとつのコミュニケーションの余韻を味わいながら。
それで、私は思ったのです。
これは作品のお話だけれども、
自分自身を表現する、ことともつながるなぁと。
やっぱり、本来の自分らしくのびのびと生きることが、
この世界に対しての、素直なコミュニケーションであり、
率直に、相手の本当の反応を引きだすものでもあり、
そうすると、
人はそれぞれにいろいろな要素をもっているから、
化学反応のようにさまざまな反応がおこり、
さらに世界は豊かに広がっていくんだなぁ、と。
自分を生きる、を楽しみましょうね(^^)
そして世界はますます豊かにユニークになる。
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