先日、読んでいた小説のなかに、こんなセリフがありました。

「ある人々は、人間は骨と肉でできていると言うけれど、
私は人間は思い出でできていると思うわ。

思い出を大切にしなさい。
でも、思い出に埋もれてしまってはだめよ」





過去の記憶(思い出)と、未来からのインスピレーションとの
ちょうど狭間で生きているのが人間なのかもしれないですね。



「思い出を大切にする」と、
「思い出に埋もれてしまう」、のちがいはなんだろう。

わたしなりに解いてみたいと思います。



「思い出を大切にする」とは、

その記憶を宝物のように心の中の引き出しにしまっている。

見たくなったらとりだして、触ったり、磨いたり、
そのひとときを過ごしたら、また丁寧に引き出しにしまい、
ふだんは思い出さないこともある。



「思い出に埋もれてしまう」とは、

過去の体験ではあるけれども、
それにまつわるまだ消化しきれていない感情が、
現在進行形で心の中に存在している。


心の中に亡霊のようにただよう未消化の感情は、
具体的には意識していなくても、
慢性的に身体や心を重くしていたり、
無意識に行動を制限していたりする。


こんなふうに、思い出に埋もれていると、
未来からのインスピレーションをうけとり、
あたらしい何かが生まれでるスペースは、どんどん狭くなっていく。



未消化の感情たちを見つめて、よりそい、手入れして、
心の中に、引き出しのような居場所をつくってあげる。


そうすると、過去の亡霊によってグラグラと不安定だった心が安定して、
スペースも空き、よりすんなりと未来へ踏みだすことができる。



時間の経過としては遠く感じる出来事も、
いまの自分に現在進行形で影響している部分があるかもしれないですね。


心理占星術のご相談では、星の表示から過去の出来事をふりかえり、
いまの自分にどのように影響しているのかを、対話をとおして見つめます。


それは、いまの心を整え、いまを存分に生き、
未来を創造するスペースをつくる助けになるのではないかなと思います。



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