先日、友だちと、圧倒されそうなつよい感情とどうつき合っていくか、
という話をしていました。
たとえば、大切な存在を失う、というようなときに生まれる感情です。
生きているかぎり、その体験はきっとだれにでも起こりうると思います。
その痛みを知るほどに、もう味わいたくないと、怖れも生まれてしまうけれど、
それほどに大きな喪失感を抱えてしまうとは、
それほどに深い愛を体験していたのだな、と思います。
愛する、と、喪失、もこの世の光と影、ですね。
そのときに、卒哭忌(そっこくき)
という言葉を教えてもらいました。
亡くなった日から百日目に行われる年忌法要のひとつだそうです。
故人の死を声をあげて嘆き悲しむ(慟哭)時期を終わらせる(卒)。
もう悲しみにくれるのはやめて、気持ちを切りかえようと
思いはじめる時期にあたる場合もあるでしょうし、
その日から、百日たったとしても、まだ心が慟哭しつづける時もあるでしょうし、
百日が短いか、ちょうどよいか、どうかは分からないのですが。
ただ、この言葉を聞いたときには、
ずっとはげしい悲しみに支配されていたら、
残された人は生きていくのがつらいから、
何らかの形で、もうここからは気持ちを切り替えましょうという、
節目や儀式のようなものが必要だったのかもしれないな、と思いました。
百日たったら、もう気持ちを切りかえるから、
とひとつの安全枠のようにして、
それまでは、心からその死を悼み悲しもう、
というふうにも考えられるなと思ったり。
つよい感情のような目には見えない
とらえようのないものと、つきあっていくには、
7日ごとや四十九日、といった何日目という目安をもち、
この時期にはこういうことをする、
というハッキリとした決まり事があることで、
段階をへて、
残された人がすこしずつ心を整えていく助けとしての役割も、
儀式にはきっとあるのだな、と思いました。
それで、はじめの、
圧倒的な感情とどうつきあっていくか、という話のつづきでは、
時間がたつほどに、悲しみを自分のなかの一部として受けとめて、
悲しみはなくなりはしないけれども、
悲しみの居場所をつくり、
いつもいつもリアルに感じることはなくなる、かもしれません。
大きな悲しみを抱きながらも、
日常の生活の作業を、たんたんとこなし続けることで、
だんだんと気持ちが落ちついてくることもあるでしょうし。
信頼できる相手に丁寧に話を聴いてもらうことで、
だんだんと気持ちが整理できることもあるでしょうし。
こうすればよい、という答えをだしたというよりは、
そのテーマをめぐっていろいろと考えてみたという感じです。
タロットリーディング30分をプレゼント♪
詳細はこちらです。
※ホロスコープ等の準備をいたしますので、
3日前までのご予約をお願いいたします。
関連記事
【心理占星術】
こちらでタロット占いをしています
コミュニティスペース&カフェ たいよう
〒880-0811
宮崎県宮崎市錦町5-13グラード錦町店2階
*****
ご予約もできます。
詳細・料金・時間帯はこちらです。
※当日受付はタロット占いのみです
※心理占星術によるご相談も3日前までのご予約にて
カフェたいようで、土曜日(祝日以外)13時~17時の間に<対面コース>でお受けできます。
※心理占星術とタロット占いは、時間・料金の設定がちがいますので、
詳細のご確認とお申込みはこちらからお願いいたします。