ついに!柔道の聖地・天理で柔道グランドスラム天理2023が開催されました。
始まりは、9月10日に埼玉県立武道館で行われた全日本ジュニア柔道体重別選手権大会です。
2013高体連フランス🇫🇷遠征に73kg級インターハイチャンピオンとして参加した山本悠司選手(帯広農業高校〜天理大学〜旭化成)が挨拶に来てくれた時に「私が天理大学に行ったら、軽めの乱取りを一本お願いします」と半分以上冗談で話したら「もちろんです♪」となって、その場はそれで終わりました。
そのあとすぐに天理大学の穴井隆将監督から「天理大学は軽めの乱取りを認めておりません。昼も夜も全力投球!グランドスラム天理開催希望!」と連絡があり、「これはもう、行くしかないな」となって開催となりました。
天理大学に向かう前に、天理大学OBで全国高体連でもたいへんお世話になった今西弘和先生ご夫妻を表敬訪問しました。
大和西大寺駅で合流して車で天理まで送っていただいたのですが、途中で今西先生が一番のお気に入りの東来軒で長崎チャンポンと炒飯をごちそうになりました。
ランチのあとは今夜の宿舎である都賀詰所まで送っていただいたのですが、今西先生も奥様もお元気そうで何よりでした。
グランドスラム天理には、日本大学柔道部の大先輩・元谷金次郎八段(元・大阪府警察)と岡村照久先生(花咲徳栄高校)も参加してくださいました。
元谷先輩は大学生の稽古をじっと見ていましたが、その間にもいろいろな話が聞けて、たいへん勉強になりました。
今日の練習は乱取り7分 × 12本でしたが、岡村先生は今年の100kg超級の学生チャンピオン・酒井晃輝選手(福井工大福井高校出身)に乱取りをお願いして、その破壊力抜群の強さを体で味わっていました。
私は山本悠司さんと一本だけ乱取りをするつもりでいたのですが、なんと2本目は穴井隆将監督、3本目は丸山城志郎選手(ミキハウス)と乱取りをすることになり、世界チャンピオンの強さを体で感じて、ものすごく勉強になりました。
特に丸山選手の動きは組み合ってみないとわからないくらい速く「動きが速いって、こういうことなんだな」と思うくらい速かったです。ちなみに乱取りが終わった直後から今現在も、超・全身筋肉痛です。
練習後は天理駅そばのイタリア🇮🇹料理店「ラ チェーロ」で懇親会、そのあと二次会、三次会と続いて午前1時半ころに解散となりましたが、7分の乱取りを120%の力で3本やってからの夜の部だったので、もうすっかり完全燃焼でした。
翌朝は都賀詰所様の美味しい朝ごはんをいただいて帰途につきましたが、具だくさんの味噌汁は相変わらずの美味しさで、おかわりを2回してしまいました。
天理駅から近鉄に乗って大和西大寺駅で別れるまで元谷先輩といろいろな話をしましたが、やはりキーワードは「健康」です。
健康でなければ今回のようなことはできませんし、いつかはできなくなる時がきます。その時に後悔しないように日々節制して、畳に立ち続けたいと思います。
穴井隆将監督をはじめ、お集まりいただいた天理柔道の関係者の皆様、このたびはたいへんお世話になり、ありがとうございました。
天理大学での練習が終わったあとの山本悠司さんの言葉が耳に残ります。
「いやー、来て良かったです。今日のことは一生忘れないと思います」
「何言ってるんですか、先生。年中行事にしてもらって、また来年も来てくださいね」
ということで、第2回 柔道グランドスラム天理2024の参加者を募ります。ただし、7分の乱取りは長いので、覚悟してくださいね♪
東来軒
今西弘和 先生
この味はここでしか出せません♪
都賀詰所のロビー
天理大学武道館
丸山選手との乱取りを見守る穴井監督と山本選手
練習後の記念撮影
樋笠将太さん(志度高校出身)
笑ってるけど全身筋肉痛です(笑)
二次会終了後の記念撮影