Vol.478 オリエントスターRK-BX0001S/RK-BX0003L | アスティアのひとりごと

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ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

6月にオリエントスターは新作が発表されます。

今のところアナウンスされているのが2種類で、F8ムーブメントを搭載したシンプルな3針デイト付の時計とF7ムーブメント搭載のムーンフェイズになっており、豊作月です(^^

 

 

 

M34F8デイトは、かつて僕がほれ込んで買ってしまったシリコン製雁木車搭載のスケルトンに搭載されているムーブメントです。

↓コレ

 

 

 

 

M34では、手巻きだったF8ムーブメントを自動巻きにし、駆動時間は60時間以上と今までのオリエントスター自動巻きの50時間駆動を優に超える性能を発揮しております。

 

 

 ケース径:40mm

 精度:日差+15~-5秒

 パワーリザーブ:60時間以上

 その他:ケース素材316L、22石、10気圧防水

     裏スケルトンかつサファイアクリスタルガラス

     パワーリザーブインジゲーター

 

 

 

このモデルの面白いところは文字盤のデコボコで、ペルセウス座流星群をイメージしたものだそうです。

 

 

職人さんが手彫りで金型を製造したもので、職人の感性とデザイナーの思うイメージとのマッチングには相当苦労をしたのではないでしょうか。

いくつか製造された文字盤コンペがあって、そのうちの一つが採用されたと思うと、職人泣かせな製造環境だったのかなぁと察するところです。そのおかげもあって、妥協を許さない腕時計製造集団のエプソンらしい渾身の一品に仕上がっているのではないかと思います。

親玉がプリンターメーカーだから3Dプリンターで…とならないところがエプソン時計の良さであり、世界に通用する比類なきジャパンメイドの底力を感じるところです(^^

 

雁木車に文字盤と、内外共に技術と時間を惜しみなく注いだこのモデル、白い方RK-BX0001Sが限定200本で、RK-BX0003Lが通常モデルです。

 

ブルー文字盤はさらにエプソンが開発した光学多層膜技術が用いられており、ナノレベルの透明な膜を重ねて光の反射と透過をコントロールする光学多層膜により、デコボコの文字盤に輝く濃淡を絶妙に表現できたのです。(多分、クラシックスケルトンのシリコン製雁木車の輝く青もこの技術なのかと思います)

 

 

びっくりすることだらけのこのモデルはホワイトが341,000円で、ブルーが363,000円の発売です。

やや異常がかった時計マニアの一人である僕でも驚く時計を用意するとは、製作者たちは相当な時計オタクなのでは…?と思いたくもなるモデルです。

 

30万円オーバーはかつてのエプソン時計ではなかなかありませんが、同じものを作って値上げしましたーな『普通の時計メーカー』ではなく、その価格以上の価値を上乗せした時計を作ってくれるメーカーなので、大アリでしょう!

僕のおすすめは青文字盤です。