休日出勤が数回続いたため、一日だけ振替で休暇を取りました。
平日の休みは、仕事で用件がたまっていないだろうか?とか、急な案件を社員たちは無視していないだろうか?とか、翌日僕にわかるように伝言や報告が揃っているだろうか?とかを気にしだすと気持ち悪くて使うのが嫌なのです。
そのためずっと振替休などは取らず権利失効だったのですが、そんな僕の性格をいいように使われているという気がして、少々立腹だったので取りました(^^;
その日は子供の送迎も不要の一日です。
午前中はすることもなくプライムビデオを流しながらうたた寝し、正午前にすぐ近くにある実家へ昼ご飯を食べに行きました。
実家に行く時は子供や妻らと一緒なので、一人でのんびりという事って本当にありません。
そのせいでいつも『父親の顔』でいるのですが、昼ご飯を食べた後の母との無駄なおしゃべりは、僕が『息子の顔』に戻った時間だったなぁと感じるところです。無駄なおしゃべりはなんと2時間もしてしまっていたのです(^^;
内容は僕が1歳なったかどうかの頃に移り住み、最初の年に母が僕をおんぶして乗った自転車で転んで骨折をしたとか、父が出張中に誰も親族がいない中妹を産んだなど、父が転勤族だったのでかつての『ふるさと』を思い偲んだり…。
何か先の建設的な会話ではないので前向きではない、と言うと身も蓋もありませんが、昔を振り返るいい機会となりました。
そういえば妻に、僕のかつての『ふるさと』の話をした時にその場所に行ってみたいと言われたことがありました。
「冥土の土産に故郷へ行ってみない?」
そう伝えてみたところ、
「旅番組で出ているのを見ると懐かしさがあって、体が動くうちに行きたいという気持ちがある」
とのことでした。
故郷を離れて三十年余りが経過しています。
15年前、父が生きている時に立ち寄って以来となるのでいろんな風景の中で一部の変わっていないものを見つけ、喜ぶという時間を作ろうかなと計画することにしました。