Vol.438 フランソワ・ペルゴの熱意に続け!GP4900購入 | アスティアのひとりごと

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ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

ジラール・ペルゴは現存する時計メーカーとしては指折りの古参のメーカーであります。(4番目に古いらしい)

その歴史は古く1800年代の江戸時代、日本に初めてスイス時計の販売店をオープンしたメーカーです。

 

時間が太陰暦だったかつての日本では、時計を持っていても時刻を知ることができる人が少なく、腕時計はなかなか売れるものではなかったと聞きます。

 

とんだ見込み違いとあざ笑うのか、不退転の覚悟をもってパイオニア精神で逆境を進む勇敢な人ととらえるかは人それぞれですが、ファンはもちろん後者であるのは間違いありません。

 

 

そのパイプ役のフランソワ・ペルゴは横浜にある外国人墓地に眠っており、彼の命日にはジラールペルゴファンが追悼集会を開催しているのです。

 

 

『帰りたくても帰れない…』

 

『安心して後任者に任せられるまでは…、軌道に乗るまでは帰らない!』

 

 

そんないくつもの葛藤を抱えながら故郷の地を踏むことなく日本で生涯を終えたのかと思うと、彼の情熱を引き継いで、ジラールペルゴという時計を世に知らしめたいと思うし、はやく時計を手に入れて共感がしたい!と焦るばかりです。

 

 

 

ようやく…。

時計貧乏の僕が、一つ目の時計を手に入れることができました。

2024年お初の一本であり、ジラールペルゴの道のはじめの一歩として購入したのがGP4900と裏蓋に書かれている時計です。

 

 

正式名称はオリンピコクラシッククロノグラフらしいです。

 

 

 

・REF.4910データ

 

・ケース径38mm(リューズ除く)

・厚さ11mm

・サファイヤクリスタル風防

・振動数28,800/h(8振動/秒)

・3気圧防水クロノグラフ

 

 

(鏡面加工が凄すぎて自分が映り込んでいます)

 

 

 

38mmケースでクロノグラフというのは、今まで保有したことがなく、とても新鮮です(^^

1960年代に見るビンテージ時計にこのくらいのサイズのクロノグラフがあるので、名前にたがわぬクラシックなクロノグラフの雰囲気を十分に感じられます。

 

 

 

 

この時計の面白いところは、いくつもの種類があるところです。

 

・ケース素材(SSとSS+PGコンビ、PG)

・文字盤デザイン(ギョウジェ彫りの有無やアワーインデックスがバー、ローマン大、ローマン小、アラビア数字)

・針の種類(リーフ針、ブレゲ針、スティック針)

 

全く同じものを見つけることは難しく調査研究しがいがある時計でした。

なお、価格は20万円台で購入でき、GPバブル(中古価格高騰)を受けていない時計となります。

また90年代のモデルなので比較的新しく、動かないという心配がないという点、購入金額に大きな負担がないという点は大きな恩恵だと感じます。

 

 

もしジラールぺルゴが気になる方は、もちろん看板モデルのロレアートでもよろしいのですが、GP7000やGP4900というお手ごろ感がある時計からスタートでも悪くないかなと思います。