過去にもう売り切れてないだろう…と高をくくって調べて貰ったら、売れ残りがあって勝手に注文手続きが進められていたことがありました。
ゴリ姐の強引さが今回のRK-AZ0003Lという時計を引き合わせてくれたのでした。
その時計は大阪の店舗の在庫だったため、週明けには届いておりました。
ゴリ姐は非番だったのか寡黙な男性販売員しかおらず、前のお客さんの応対が終わるまで数十分待ちぼうけしておりました。平日とはいえワンオペは大変そうです。手が空いたのを目視確認してオリエントスターの時計を受け取りに来たと伝えたところ、過去のやり取りを覚えていてくれてました。
とりわけ望んていたわけでもなかった時計ですが、偶然にも購入ができてしまったためたまに使用しております。15日ごとに1回使用です。
RK-AZ0003Lはクラシックスケルトンの限定モデルで、レギュラーモデルとの性能差はありません。
(同じ時計の記事を3つも掲載しているのに、詳細な時計データを何一つ載せていませんでした…)
駆動方式:手巻き
駆動時間:70時間以上
精度:日差+15秒 ~ -5秒
振動数:21,600/h
キャリバー:F8B63
ケース径:38.8mm
70周年を国内初の自社製国産シリコン製雁木車を搭載し、最高の技術で迎えるという野望を果たすことができました。
以前に記載しましたが、このスケルトンは調べれば調べるほど深みにはまる魅力ある時計です。
これぞ「技術者の意地」といえる製造秘話には心を揺さぶられました。
さて、定価はレギュラーモデルが319,000円に対し、352,000円と一割ほど高く設定されています。限定だから足元を見てなどというゲスいことはしないメーカーですので、変更点である部分にコストがかかっている、の判断が妥当だと思います。
変更点は文字盤になります。
文字盤と言っても、スケルトンなのでどこまでのことを言うのか…(^^;
外周のレイルウェイミニッツ、スモセコ、パワーリザーブインジゲーターがブルーに変更されている点と、12時付近のダイヤモンドになっております。
宝石が入っているから高くなったのかもしれませんね。
時計の印象としては冷たい印象が残ります。悪い意味ではなくて、シャープな鋭い感じなのかな。
シャンパンゴールドのRK-AZ0001Sは冷たく輝く青を包み込む温かさがありましたが、シルバーのこれはコントラストがきいている風に感じます。特にスモセコと雁木車の青が引き立っています。
ケース裏側のスケルトンからみえる内部ですが、歯車にF8B63の刻印があり、それぞれの部品がシルバー素材を使っているためRK-AZ0002Sと同じムーブメントです。
クラシック感があまりなくて現代風デザインが売りのコンテンポラリーモデルに近いデザインだなと思います。
万人受けしないスケルトン時計ですので当たり前ですが、同じ時計を身に着けている人を見ることは皆無で、5年前超不人気時計だった時のミルガウス保有者よりも少ないと感じるところです。
しかしいつも思う事ですが、わずか200本を作るために専用のパーツをデザインし、製造することや、追加でシリアル番号をレーザー刻印をする手間までかかるのになぜするのでしょう…。
その程度の売上本数ではメーカーももうけけなんてでないでしょうに(@@
僕らファンにとって「限定」というフレーズは、それは手に入れたい!と思わせるトリガーではありますので、ファンの為なのかな?とも感じます。
ブログを介してオリエントスターファンがいる事に手ごたえを感じることもできましたので、ファンは200人以上いるはずと思います。
変にプレミア感を出さずに、ファンのみんなが幸せを享受できるようもう少し製造本数を増やしてくれればいいのに…と思うところであります。