Vol.310 オリエントスターRK-AU0003Lエレガントクラシック | アスティアのひとりごと

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ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

2022年3月に購入したものになります。

当時で一番安かった20%offと10%ポイントプラスアルファで実質5.5万円くらい(定価81,400円)でした。

安すぎです。(リファービッシュを知る前までは…)

 

オリエントスターはレトロデザインが上手いです。

ムーンハンズ、通称ブレゲ針を持つこの時計は、ローマンダイアルでアンティークな雰囲気を有しながら、シースルーバックとデイト表示&パワーリザーブインジゲーターを搭載。

中央部分のデコボコの型押しもあり、古めかしさも残しつつ新しいデザインを生み出しているオリエントスターらしい時計に仕上がっております。

 

 

スペックは

 

横幅:38.7mm

厚み:12.8mm

キャリバー:F6N43

精度:日差+25~-15秒

ベルト:レザー

 

となっており、程よいサイズ感ではありますが、ドーム風防とケースバックスケルトンになっている為分厚さもあります。

余り厚みは気になりませんし、クリスタル風防なので傷にも強くクラシックにふさわしい曲線美があります。特に風防のこんもりした曲線は素晴らしい触感です。

 

色違いに白文字盤もありますが、こちらは王道というカラーリングです。

初めて持つ方は白文字盤をお勧めします。

 

 

 

僕の場合、すでにムーンフェイズで白文字盤を持っており、一つくらいはこの色の文字盤が欲しかったため藍色文字盤にしました。

1920年代の時計の文字盤というと、白や経年で変色したアイボリーカラーが多く、黒文字盤はもう少し後になって出てきているようなのです。その黒文字盤もレターやインデックスは金色が多く、あまり視認性は良くありません。フォルムといいカラーリングといい、ぼんやりとした印象が良くもあり、物足りない部分でもあり…というのがアンティーク時計なのですがしかし、このRK-AU0003Lは針もレターもインデックスもすべてがホワイトなので、コントラストか効いていてとりわけ見やすいです。クラシックデザインながらシャープな印象を併せ持つ稀有な時計かなと思います。

 

パワーリザーブは最新型だけあって50時間以上となっており、土日身につけなくてもまだ動いているという状態を維持できており、いつでも使える仕事用の時計として、主戦力になるいい一品であると感じます。

 

 

ただすべてが満点と行かないのもオリエントスターのこのグレードの宿命(^^;

 

ヨンロクムーブメントの中のF6型は、F8を筆頭にして、3番目のグレードのものになりますが、精度は上位2つに比べると見劣りします。カタログ値だと数日に一回は時計合わせが必要のように思われます…。

数値上では一日30秒ほどになっていますが、姿勢(角度)差やパワーリザーブによりけりもありますが、使用して大きな誤差はなく、一週間で1、2分位進んでいるかなという程度と優秀です。

 

ベルトはレザーで丈夫なのですが、わに革のモデルであるスケルトンやムーンフェイズのようなしなやかさと柔らかさはなく、そちらに慣れてしまっているのでややストレスを感じました。あと日に当たると青色が明るく見えてしまい、ややポップな気がします。

お好みでステンレスベルトやわに革ベルトへの変更をされてもいいかと思います。

 

スケルトンやムーンフェイズみたいに派手なタイプを望まないのであれば、このエレガントクラシックの選択肢はありだと思います。