※やぶへびとは、藪をつついて蛇を出すの略語です。余計な事をして、状況が悪い方へ転がるという悪手を表現したことわざです。
8月某日。
オリエントスターのカタログを持ち帰るために寄った家電量販店時計売り場に行きました。
積極的にお客を捕まえに来なくて、たたずんでいることが多い男性店員(多分舶来時計担当)と、トレーとキーを持ってぐいぐいと売り込みをかけるゴリ押し姐さん(略してゴリ姐)2人が待機しています。
もちろん近寄ってくるのは…ゴリ姐。
↑ ゴリ姐ってこんな人
ついでに例のアレ聞いとこうか…。
と思っていたので、
「限定200本のオリエントスタースケルトンって置いていた事ってありますか?」
「在庫調べてきましょうか?」
”ん?あるの??まさかねぇ…”
「じゃぁお願いします」
”在庫はあるわけないし、やっぱりないですの答えを聞いてカタログもらって帰ろ。探しているふりしておけば、購入意思がある客候補扱いで見てくれるだろうし”
そんな気持ちで数分待機していると…
「取り寄せましたが、本日のお渡しは難しいです。」
”なにィ!?”
”あるんかい!?っていうのに驚きですがその前に、取り寄せてくれとは一言も言っておらんぞ”
あれば欲しいというつもりで聞いたわけではないというのを察してくれたのか、硬直状態だった僕を見て…
「あ、いらなかったですか?キャンセルしましょうか?」
こういわれると、(いらないので)ハイお願いしますと言いにくい。
さりとて、
・定価は35.2万しており、簡単に購入できる金額ではないし、
・既に破っているが今年の抱負(年間購入金額は30万円以内)も我慢の跡すら出せず恥ずかしいし、
・妻や子供にまた時計を買ったことがばれるのも父親として欲望に溺れたダメおやぢ過ぎて尊厳がなくなるし、
非常に困る部分も多いです(><
しかしそこを押し切り上手なのが、ゴリ姐です。
前回70周年記念モデルのムーンフェイズ購入の際、「値段がなぁ…」の呪文を唱えたことがあるのを知っているゴリ姐は、価格ももちろん考えてくれていて、もう品切れのビッ〇カメラが2割引きと10%ポイント還元を提示していた事を加味し、ポイント還元が1%と少ない分税込26.6万円と交渉をすることを想定しての金額の提案をしてくれました。
やはりそこには感謝しております。
「いる」か「いらない」かだと、
「いる」です。
ならば「買う」でいいのだろうなぁ…
限定200本が手に入ったのだからもっと喜ぶべきなのですが、予定外の出費になったので、あとの感動は実機が来てからにしよう…。
とのその日は予約票を受け取って帰路につきました。
実は僕の場合、限定品ってとても使いにくい。
通常品は気にしないけど、替え(同じもの)がないのでどうしても綺麗なままでずっとあってほしいと思う気持ちが強く働き、結局は”使用頻度は低く飾ってるだけ”という実に時計の用をなさなくなる無用の長物になりさがるのです…。(それを回避していたのが使う用と飾る用の2つ購入だったのです)
新品で持っておいてのちのち価値が出れば…なんて某メーカーの時計ホルダーたちではなく、コレクターとしてのサガなのだろうと感じます。その時計には大多数の人が求める価値は一切ないのですから…。
現にオリエントスタームーンフェイズ70周年記念モデルも、買ってしばらく使用していた後は、時計スタンドにはりつけになっております。
それはもったいない…
思考を改め、冷静に見てそう感じます。
せっかくなので着ける悦びを満喫しよう。
明日は70thムーンフェイズつけて会社へ行くぞっ!!
※翌日身に着けましたが、やっぱりいい時計だ!(^o^
(あ、限定のスケルトン時計の写真すら貼っていませんでした!記憶を起しながら購入後から現在を別記します)