オリエントスタースケルトンはとても綺麗です。
美しすぎて使うのがもったいないと思うくらいだし、身に着けるからにはこの時計に似合う一張羅を着こまなければ!と身だしなみにも普段以上にパリッとして仕事に励みます。
スケルトンなんて派手な時計。…とアップの写真を見ると感じるかもしれませんが、38.8mmという小ぶりなケース内部には美しい輝きをもっていて、身に着けた時の嬉しさや見とれる美しさは不思議なことに、ロレックスオイスタークッションに迫る充実感なのです。
(ロレックスクッション1926年頃)
(オリエントスタースケルトンRK-AZ0001S)
共通点があるとすれば、ブルースティール針と手巻き時計とスモセコという点くらいしかありません。それなのに、アンティーク時計を有しているような、ただ身に着けているだけで充実させるものを持ち合わせています。
佇まいはちょい見せがもっともクールだと思う時計になります。
もっとこの時計のいいところ見つけたいし、知識を吸収したいので、ネット検索を中心にリサーチしますと、国内限定200本というスケルトンモデルが発売されていたとの内容を見つけました。
RK-AZ0003Lという型番のそれは
レオナード彗星をモチーフにミニッツサークルなど文字盤の見える部分をブルーの配色にし、手巻き式時計を小宇宙をテーマとしたモデルなんですって。
オリエントスターの社名の基となる「輝ける星」のような時計造りを目指したいという強い思いが1951年に始まり、70年の時を経て一つの集大成として完成された時計となります。
そんな星をイメージしてだと思いますが、12時位置のインデックスに配置されたダイヤモンドや、シルバーとブルーに統一された文字盤のカラーなど今回いろんなモデルで共通している70周年テーマの「星雲」を連想させるデザインになっております。
さすがに国内200本という限定数なので、ネットショップや家電量販店Eショップをくまなく調べても在庫なしばかりです。ヤフーオークションを探してもみつかりません。
日本狭し!といえど、オリエントスターのファンは200人くらいはいるでしょうから、やはり好きな人はすぐに買ってしまうんですよね。
もちろん実際に見たことも手に取ったこともないのですが、画像を見る限りはRA-AZ0001Sのような金色の輝きをもつクラシック感はなく、現代風にアレンジされた時計に感じました。
うーむ、いまいち…。
通常モデルの良さが埋没しているような気がします。
どちらかというと通常モデルの方が綺麗だと思います。
そのため特に熱を入れてのこの限定時計を調べることもそれ以降はありませんでした。
しばらく経ったある夏の日…
時計が好きな人たちとの雑談などで、オリエントスターの良さを(多分熱く)語ってしまい、もっているカタログをあげるよ!とかいいながら配布する啓蒙活動を何度かしているうちに、手元になくなったので、カタログをもらうためにゴリ姐さんのいる家電量販店時計コーナーへ赴いたのですが…。
これが「やぶへび」になったのです(--;