香水の瓶って独特でかっこいい形で、色もついていてオブジェとしても悪くないものだと今でもそう感じます。でも使い切ったことがありません…。
20代後半から30代では香水を使っていましたが、あのきつめのにおいを身にまとうほど若くもないし、中年男が身に着ける香りって何がいいんだろうと考える時期がありました。
いい匂い過ぎても、甘い匂い過ぎても乙女っぽくって恥ずかしい。さりげないすっきりとした香りづけで、自分だけがちょっぴり残り香を感じる位でちょうどいい。そんなものはないものか…?と”ググる”(死語?)のですが、行き着いた先が自分で香りを作ってしまうという場所でした。
植物の名前を聞いてもピンときませんが、複数の香りの植物を組み合わせて自分で作るというのが面白いです。普通、おぢさんがこんな方向を向かないと思いますけど(^^;
植物ならばヒノキの匂いとかあればいいなぁと思ってさらに調べると、あるんですねー。しかも、アロマで香りを広げるではなくスプレーにすれば部屋のどこにでも吹きかけて使えて新築の匂いが一瞬感じられるという感想も発見してしまいましたので、これにしようと実行に移しました。
50mlのアロマスプレーを作るために必要なものは
エッセンシャルオイル 10滴(今回はヒノキオイル)
無水エタノール 5ml
精製水 45ml
ということです。
一番集めるのに苦労したのは無水エタノールです。
昔は100均でもあったそうですが、コロナでアルコールが品薄になってからは全く見かけなくなり、ダイソーの店員さんに商品名を伝えたところ、その品名はリストにないので製造中止になっているかもとのことを聞きました。
上記の配合の通りで無水エタノールはほとんど使用しません。そのため薬屋で売っている500mlのボトルなど必要ありません。
代用品としてアルコールが75%位入っている消毒用アルコールを用いることにしました。手洗いや食品に振りかけることができるタイプで、比較的市場に出回っておりアロマスプレー以外での使い道もあるのでお勧めです。
手順は簡単で
・消毒用アルコール(100%ではないので5ml÷濃度75%で得られた数値)7mlを投入
僕は注射器で規定量を抜き取ってスプレーボトルへ入れました。
・エッセンシャルオイル10滴
初めてなので知らなかったのですが、100%ピュアオイルって意外と粘性が高いのです。なかなか出てこないので注入口を引っこ抜こうとして素手で触った時液体に触れましたが、オイルでした。ぬるっとした感触とベタっとした手触りがあります。濃い成分なので強烈なにおいです。
手を洗っても取れていない…(><
ここで少しフリフリして油が分解するよう処理をします。
・精製水を(50ml - アルコール7mlで得られた数値)43ml投入。こちらも大きい注射器でスポイルします。
水道水でも製作は可能ですが、水道水に含まれるミネラルなどが菌を増やす恐れがあるので純水を使用した方がベターとのこと。
まんべんなく溶け込むように撹拌します。
これで、出来上がり!非常に簡単でした。早速スーツ(特に脇下部分多量噴射)に噴きかけました。
木の香りです。(ほのかにアルコール臭もあります。残り香はすぐになくなっちゃうんですけど)
大丈夫だと思いますが、スプレーボトルはアルコール可能な容器を選んだ方がいいかな。
一応ダイソーの化粧品コーナーにあった容器はアルコール対応のものが置いていました。
素敵なおぢさまになれたかしら…