Vol.503 レトロシリーズ(1)U.S.A時計に逝った ELGIN手巻き | アスティアのひとりごと

アスティアのひとりごと

ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

昔の記録を読むのも乙なものですね(^^

2019年末~2020年初め頃に記載したブログです。もう4、5年もたつのか…。

ずっと未掲載のまま放置していましたが、このたび掲載します。

当時の相場なので5年後の今とは比べられませんが、ロレックス時計とアンティーク時計にべったりな自分の暴走が書かれていました(^^;

記事も時計もレトロですいません(--;

 

 

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アンティークの時計は

 

「安い」

 

そして、それがロレックスではないブランドならば数分の一という価格で

 

「非常に安い!」

 

古い時計に造詣がある方々のブログをみれば、やっぱり持っている時計の数はとても多く、この衝動は仕方がないのかもしれないと感じます。

 

これがチープカシオくらいの値段だったら一体何本買ってしまうだろうという心配すら持ちますが、今のところグッとくる時計の価格帯は「アンダー5(万)」レベルですので、小遣いで簡単に買えない域であるため、タイミングを見ながらの行動でした。

 

魅惑のお値段が多かったためなのか、もうアンティーク時計の世界も入り口から遠く離れたところまで進んでしまったせいなのか、『アンティークウォッチはロレックスのみで…』という気持ちでいた自分ルールの禁を犯すに至ります。

 

 

エルジンの時計をこの度購入しました。

ロレックスやオメガ、IWCという現在も存在している有名時計メーカーだと格安購入とはいかなかったと思います。

見た目は、スモールセコンド、スペードリーフ(針)、ワイヤーラグのポーセリンダイヤルで、各社ほぼ同じデザインだと思いますが、僕が持つロレックス手巻き知識によると、1900~10年頃の個体ではないかと思い飛びついたわけです。ロレックスならば20万円前半あたりからの勝負になる時計だったと思いますので、格安です。

 

(ポーセリンの状態もカケなしのいい状態でした)


 

 

精度はなかなかで日差5分ですが、ぜんまいパワーが随分弱っており、日中何度かリューズを巻いておかないと精度を出すことはできません。

使うには心もとないですが、両手着けしている片方がしっかり者なので問題ありません(^^

 

 

 

ケース径は30mmほど

時代背景からも、懐中時計から腕に巻く時計にシフトし、メンズの腕時計が出始めた頃あたりとなります。

12時の数字だけ赤い文字になっているのもこの時代の特徴です。

 

買ってすぐにオーバーホールをお願いしましたが、対応するぜんまいが見つからないため、現在のパーツを使う事しかできず、精度は日差5分を縮めることはできなかったです。

 

 

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そして現在(2024年)、今もこの時計は書斎に壁掛けにして待機しております。オリエントスター並びに国産時計にも趣味が広がった為時計の本数が格段に増えたことと、ぜんまい(リューズ)を巻くたびにいつか切れるかも…というロシアンルーレットのような緊張感が走り、年に5~6回位しか身に着けることがなくなりました。

 

 

僕が持つアンティーク時計はロレックスが多いのですが、そちらは作りがしっかりしていて着用に関してスリリングではないのですが、やはり”丁寧なつくり”に届かない時計というのはためらわれます…。

おそらくエルジン時計は僕が持つ時計の中で一番古い時計だと思われます。綺麗に形として残っているだけでも感謝しつつ、たまに着用してあげたいと思います。