こんにちは、浜松 税理士 フランチャイズ/スモールビジネス専門 鈴木崇之です。いつもありがとうございます。
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経営に活かす会計2です。(内容は順不同ランダムに書いています)
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~経営に活かす会計2~
【自分の仮説利益】と【会計の利益】と比べる
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決算書をみてもよくわからない。
「利益は○○だったのか。・・」「現金も増えたけど、借入金も増えたのか・・」「もう先期、去年の数値だから・・」
多くある光景ではないでしょうか?
結果だけ、過去のこと、・・。会計数値は経営に役立ちません。
なにが欠けているのか。
仮説がありません。ではどうするか。
まず、会計数値を見る前に自分で「いくらくらいの利益があるはずだ」と考えておくことから始めます。
便宜的にこれを「仮説利益」と呼びましょう。
その後、「自分の仮説利益」と決算などで出てきた「会計の利益」と比べます。
当然、差額が出ます。違っている?・・
なぜ?
この、なぜ?が一番大切です。
このなぜ?が、経営改善、業務改善のスタートになります。
マネジメントサイクル。
現状分析→仮説→実施→検証。
これと全く同じです。会計数値は現状分析、検証の道具になりますが、仮説(ここでいう経営者の仮説利益)がないと意味がなくなります。
会計自体は静的なものです。会計を使うにもこの仮説がもっとも重要です。
会計は会社を強くしません。
会計で会社を強くします。
よく決算書を読むために簿記の勉強をやった方が良いか?と聞かれることがあります。もちろん否定はしません。
ただ、その前に、この経営者として仮説思考をしっかり持つことがなによりも重要です。
たとえば資格試験。最初からテキストをやるより問題集をやってからテキストに戻る方がぐっと合格率は高まります。同じですね。
会計事務所とかからの小奇麗な数字の羅列や、カラフルなグラフをただ見ていても何の意味もありません。
それより、
汚くても、今月の利益はこのくらいあるはずだと自分で仮説利益を考えておいて月次の利益を見る。
差額がある。
なぜ?
このなぜ?が大切。ここから経営改善が始まります。
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~経営に活かす会計2~
自分の仮説利益と会計の利益と比べる
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