ハローワークの利用減少 | 徳島で就職・転職を支援するキャリアコンサルタントのブログ

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徳島の人材サービス会社「アステート」代表 福山研一のブログ。

半年ほど前の古い資料ですが、

調べものをしているときに興味深い

データが出てきました。

 

令和6年1月25日付の内閣府の

月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料

という小難しいタイトルですが、

(リンク先はPDFファイルです)

 

このスライド5枚目に

「労働需給のマッチングにおける最近の変化」

というものがあり、

 

求職者の入職経路として、

ハローワークの利用割合が、

2013年 26.7%

2018年 23.7%

2023年 15.1%

と大きく減少しているグラフがありました。

 

 

スライドの冒頭にも、

企業の人手不足感はバブル期以降最高水準に

高まる一方で、ハローワーク(公共職業安定所)の

有効求人倍率は横ばい傾向と、両者に乖離…

といったコメントがありました。

 

3月末にも日本経済新聞から

「人手不足反映せぬ政府統計」という記事が

出されていましたが、

 

その要因は、ハローワークの利用減少により、

ハローワークでの受理件数に基づく統計が

実態を反映しなくなっているということかと。

 

 

逆に入職経路として増えたのは、

民営職業紹介所(人材紹介会社)で、

全体の割合からするとまだまだ少ないですが、

3.7%→5.2%→8.0%

と、この10年で倍以上になっています。

 

民営職業紹介における求人数も、

2019年から2023年の5年間で、

正社員求人が10万弱から25万超に。

 

ちなみに、求人広告は増えたり減ったりで、

意外とコンスタントに多かったのは縁故。

 

 

あと、最近の傾向として、

タイミーやショットワークス等の

スポットワークアプリの登録者数が、

急速に増えて延べ1100万人だそうです。

 

 

ま、どれが良い悪いというわけではなく、

選択肢が増えてきているということで、

自分の探したい仕事や、自分の探し方に

あった媒体を活用すればいいと思います。

 

 

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