こんにちは、ゆっけです
ラン活レポが続いていますが、今日は少しラン活小話をひとつ。
今でこそランドセル探しの時に強度がどうのとか気にしている私ですが、ラン活を始める前には
「ランドセルであれば強度なんて拘らなくても、なんでも6年間くらいもつんじゃない？」
なんてことを思っていました
というのも、私の実家は結構ケチで。何を買うにも大抵安いのを選んでいて、そこで育った私も昔は「安物買いの銭失い」なことを散々やってきたので。
（坂の上にある大学に通うのに安物のパンプスで行って1ヶ月でダメにしたり、婦人体温計買うのに一番安いのにしたら測定時間かかりすぎて買い直したり、性懲りも無く普通の体温計買うのにケチったらまた信じられないくらい測定時間かかって買い直したり…）
だから、私が使っていたランドセルなんてどうせテキトーに買った安物だろうと思っていたんです。
そしてそんな安物（想像）でも6年間特に気を使わずに使い倒しても目立った傷はないし形が潰れたりもありませんでした。
だから、きっとどこのどんなランドセル買ったって大丈夫でしょ〜
って、思ってました。
そう思いつつ、そうは言っても派手派手しすぎるのはできれば避けたいから、いい感じにシンプルそうな工房から選ぼうかなんてラン活を始めました。
そんなある日。
実家の母が家に手伝いに来てくれた時に、ラン活の話をしました。すると母が「ランドセルねぇ〜、あんたの時も大変だったわぁ…コード革のを探してねぇ…」と言い出したのでビックリ
「え！コード革って…コードバンのこと！？」と聞くと、「そうかな？馬のやつよ。○○さんがね、コード皮のじゃないと6年間もたないわよーって言うから頑張ったのよ…でも高いでしょ？だから方々探して…7万のが特価で5万になってたのを見つけて買ったのよ！」とのことでした
※コードバンとは…馬のお尻から取れる希少な革で、ランドセルに使用される素材の中で最高級のものです。触ると素晴らしくスベスベで、耐久性が高いようです。
○○さんとは上にお姉ちゃんがいるママ友で、先輩ママとしていつもいろいろなことを教えてもらっていたようなので、その方に言われて頑張ったようでした
今は技術が上がったので人工皮革でも6年間の使用くらいだったら耐えられる耐久性があるようですが、当時はそうでもなかったのかも知れませんね
そういえばランドセルの下見に行ったとき…夫と一緒にコードバンのランドセルを冷やかしで触ってみたりしたのです。そのとき、「うひゃースベスベ！さすが馬の尻！！」なんて興奮しながらも少しだけ私の中で「何故かランドセルといえばコレって感覚あるような…？？」って思っていたのですが、使っていたならそりゃそうですよね
と言うわけで私、まさかのコードバンユーザーだったみたいです
あのケチな母が、頑張ったんだなぁ…
父も、お金出してくれてありがとう
「どうせ安物」なんて罰当たりなこと思っててごめんなさい
タイトルの「親不孝者な娘」とは私のことです
思わぬところで、親の愛を思い知りました
我が家の双子も、これから使うランドセルの価値なんて知りもしないで乱雑に扱うんだろうな…
でも自分の子供にランドセルを買おうってときに、こうやって分かってくれるのかな、なんて（いやさすがにコードバンは買いませんけど）
まぁ親の自己満足も入っているので今は分からなくてもいいから、お気に入りの相棒として6年間小学校に背負って行ってくれればと思います
※高価なランドセルを買い与えないと愛がないと言いたいわけではありませんので、誤解なきよう。。