産業循環 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

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  中位の活況
生産の増大、市場の拡張(需要の増大)、資金の還流などが順調に進行。失業減少。業利潤上昇。金利安定。物価安定。
  繁栄
生産の増大の急激な加速化。設備投資の集中(機械の買い替え・追加購入、工場の建て替え・拡張・新築などが多くの企業で行われる生産手段に対する需要の急激な増大)。供給が爆発的に増大するが、需要もそれを上回るペースで増えるため、物価上昇の中でも物が飛ぶように売れる。人手不足。金利の上昇が始まる。
  過剰生産
投資テンポのスローダウン(生産手段への需要の増大が緩やかに)。新設された機械・  工場が稼動するため供給は依然として増大し続ける。需要が少しずつしか増えなくなっているのに、供給は急増を続けるため、需給関係は逆転。
  恐慌
過剰生産、過剰投資(工場・機械・原材料・労働者数の増やし過ぎ)、過剰信用(資金の借  り入れすぎ/金融機関から見れば貸し出しすぎ)が、表面化。商品の販売不振・債務返済不能・人員整理・過剰設備の廃棄・売却(工場閉鎖など)。倒産と失業の多発。
  停滞
恐慌期の倒産・工場閉鎖・大量解雇によって相対的過剰人口は増大し、賃金は低下する。金融機関から資金を借りたいという企業の需要が減り金利も低下する。物価水準も下がっている。恐慌が、各企業が抱えていた過剰な資本や労働力を強制的に吐き出させたためにこれらの条件がそろったのだが、これは企業が活動を建て直しする上で非常に都合のよい条件である。この条件を利用して、恐慌を生き延びた企業の中の特に有力な部分が新生産方式の導入によって生産物の価格を引き下げてシェアを拡大しようとする。設備投資(機械・工場など固定資本に当たる生産手段への需要) の増大によって、活況局面への移行のきっかけが与えれる。
 
中休み期間活況から繁栄にかけて何度か現れる、生産規模が増大するスピードが短期間減速する状態。