〈諸個人の自己産出〉と経済学批判の課題 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐…それは資本の国家を愛すること。。。自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!
The Rising Multitude

市場と制度、経済合理的な行動と倫理性、自由な経済活動から生まれる活力と公的な規制といった二項対立で、現在の経済問題は捉えられている。この対立構図は、自由な私的諸個人とシステムの全体運動との対立の多様な表現である。
 
我々が私的個人として振る舞う限り、労働の普遍的・社会的性格は、抑圧的、敵対的な支配力として現れる。労働の社会的性格が一般に公開され、承認されるとき、それは公共性として意識されることになる。しかし、私的個人が労働の社会的性格を認知する仕方は、自分たちの自由な行為に対する制限、抑制として発見するということにとどまる。必要なことは、我々が我々のおこなう労働行為の社会的な影響力や社会への依存性を自覚し、労働過程を社会的な過程として自覚的にコントロールすることである。社会への依存性や影響力を自発的に形成・調整し、自発的に公共性を再構成することである。
 
市場セクター、公的セクター、アソシエイションの三者鼎立構想が新しい社会経済構想として打ち出されている。市場と公的セクターの矛盾をはらんだ相互補完関係を明らかにし、この矛盾への対応のかぎを握るものとしてアソシエイション見出したことが、今日までの経済学の発展の最良の成果である。
 
この成果に、今後の研究展開により何を付け加えることができるか。
 
それは、アソシエイションの根拠と市場や公的セクターに対する優位、今後の発展の可能性を労働する諸個人の自己産出過程の基本的構造から論証することである。
 
〈諸個人の自己産出の基本構造〉
 
人間的自然(人間の有機的身体①)の再生産、
 
環境的自然(人間の非有機的身体②)の再生産、

社会的自然(人間の非有機的身体② “=生活の物質的条件”とそれに媒介された社会関係)の再生産、
 
三者の統一としての行為、活動、生活の生産・再生産、生命表現、自己産出。

 有機的身体と非有機的身体(①、②)との間の物質代謝を媒介するのが労働。しかも、一人一人の労働。これが労働の公共性の根拠。
 

 

非有機的身体②の生産が自己目的化し、突出するにいたる資本主義の攪乱的性格・不安定性・歴史性が確認される。資本主義の限界は、②の生産の突出の結果、人間的自然の再生産も浪費的と称されるような混乱を示すにいたることにも現れる。