前回の記事に引き続き、今週も不動産投資についてです。
前回の記事では、私が不動産投資をやらない理由を書きました。
意外と共感のご意見をいただいてビックリです!
で、先週も書いた通り、知り合いの不動産投資家に「でも、山田さんは不動産投資の本質を分かっていない」と言われました。
今回は、このことについて書こうと思います。

不動産投資で利益を出そうとする場合、運用益と売却益というのがあります。
運用益というのは、購入した物件を誰かに貸して、その家賃収入で得た利益のことをいいます。
売却益というのは、物件を手放した時に購入金額との差額で得た利益のことをいいます。
で、不動産投資の本質とは何なのかという話なのですが、それは借金です。
不動産投資以外の投資案件は、信用取引などもありますが、多くの場合は借金で投資する人はいません。
それが不動産投資となると、いきなり何千万も借りることができて、いそれで不動産物件を購入することが可能です。
そして、運用益で借金を返してしまえば、最後の売却金額は丸っと利益ということになります。
借金は嫌だということで不動産投資をしないで、最後の売却金額分を貯蓄しようと思ったら、毎月、いくらずつ貯めればいいのでしょうか?
その金額を捻出するために、節約するとしたらどれだけカツカツの生活をするのか、もしくは副収入を増やすとしたら何をどれだけやればいいのかって話しです。
つまり、不動産投資の運用益を利益と捉えている限り、本当の意味での不動産投資の魅力は分からないということらしいです。
もっと言えば、借金して購入した不動産が勝手にお金を生み出し、返済してくれたら、結果的に借金したら何もしなくても何十年後かにボンっと資産ができるということになります。
その場合の考え方としては、運用益は全て借金返済と管理コスト(修繕費や固定資産税など)に充てる。
そして、期間内に無理なく借金返済が完了することだけに集中する。その間の利益なんかいらない。
そうすると、最終的に売却額が購入額の半額だったとしても、その金額分は何もせずに手に入れたことになりますからね。
そう考えると、私が不動産投資をやらない理由のほとんどがクリアできることになります。
しかも、借金といっても、不動産がある訳ですから、万が一にも何かあったら手放せばいいわけですから、借金額の大きさの割にはあまりプレッシャーは無いのかなぁとも思うわけです。
「お金に働かせる!」という考え方は持っていたつもりでしたが、「借金に働かせる!」という考え方は持っていなかったなぁと反省。
ということで、不動産投資について、かなり気軽に考えるようになりました。
なので、ちょっと本気で検討してみようと思います。