再三、言っておりますが、私は不動産投資をやるつもりがありません。
今日は、その理由について書いてみようと思います。


まず、不動産投資で儲けようと思ったら、おいしい物件を入手することが絶対条件です。
でも、そこらへんの一個人に不動産屋さんがおいしい物件を教えてくれるでしょうか?
当然ながら、答えはNoです。
そうなると、不動産投資の塾とかに入り、高い受講料を支払った上に、さらに高額な上位会員とかにならないとなかなかおいしい物件を教えてもらえることはないと聞きます。
もちろん、そうでない塾もあると思いますが、生徒は他にいますし、やはり講師に近い関係性から紹介されるのは、容易に想像できますよね。
で、それらにかかるコストを含めて、本当に収支は合うのか?と思ってしまいます。

まぁ、運良く物件は入手できたとします。
そのまますぐに貸し出せればいいのですが、場合によってはリフォームやら、DIYなどでひと手間かける必要がありますよね?
この場合のコストや手間、時間などを含めても本当に見合う利回りになるのでしょうか?

貸し出すことになったとしても、入居者を早くつけてもらうために近所の不動産屋さんに営業したり、接待しなくちゃいけないなんてことも聞きます。
営業が苦手な私としては、これは致命的です。
そのストレスも含めた上で、コストや手間、時間などを含めても本当に見合う利回りになるのでしょうか?

入居者がついたとして、その入居者が円満に使ってくれるかも微妙ですよね。
夜逃げしたり、自殺しちゃったり、汚部屋にされたり、壊されたり、孤独死したり、火事を起こされたり…トラブルはいろいろあるようです。
その都度、面倒なことに巻き込まれ、さらにかかるコストや手間、時間などを含めても本当に見合う利回りになるのでしょうか?

もう嫌だ!となって売却しようにも、一棟で買った不動産は、一棟でしか売れない訳です。
では、誰が一棟で買ってくれるかといえば、不動産投資家か不動産屋さんですよね。
一棟で売りに出すということは、よほどのことだというのは容易に想像できるので、必ず、足元を見られて買い叩かれそうですよね。

購入金額と家賃収入のみで収支を見たら、それなりに利回りは良さそうに見えますが、それ以外にかかる目に見えない部分のコストが大きすぎませんか?
しかも、これから少子高齢化で物件はどんどん余ってくることでしょうしね。

まぁ、これらが、私が不動産投資をやらない理由です。

ただ、実は、これらのことを知り合いの不動産投資家にぶつけてみたら、「山田さんのおっしゃる通りだよ」と言ってくれました。
そして、「でも、山田さんは不動産投資の本質を分かっていない」とも。

そうなんです。
私が不動産投資をやらない理由というのは、とても表面的で、実はもっと深かった。

そのことについては、次の記事で書きますが、私はそれを聞いて、不動産投資をやってみようかなぁ〜と思いはじめています。
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