先日、アウトレットショッピングモールに行ってきました。

そこで改めて感じたのが、「価格が安い」と「価値が高い」は同じではないということです。

 

 

アウトレットの商品は、通常のお店よりかなり価格が安くなっていることがあります。

前のシーズンの商品だったり、型落ちだったり、少しだけ傷があったりと、価格が下がる理由はいろいろあります。

 

ここで大切なのは、「価格が下がった理由」と「価値が下がった理由」は同じではないということです。

 

たとえば、去年のモデルだから半額になっていたとしても、自分が流行を気にせず長く使うのであれば、その商品の価値はほとんど下がっていないかもしれません。

逆に、70%OFFになっていても、自分には必要がないものなら、その人にとっての価値は低いままです。

 

FIREを目指していると、どうしても「できるだけ安く買う」「できるだけお金を使わない」という方向に意識が向きがちです。

もちろん、無駄な支出を減らすことは重要ではあります。

 

しかし、貯める力とは、何でも我慢する力ではありません。

 

本当に必要のないものにお金を使わず、その分を自分にとって大切なものへ回せる力だと思います。

そこで必要になるのが、「見極める力」です。

値札だけを見るのではなく、なぜその価格なのか、自分はそこから何を得られるのかを考えます。

長く使えるのか、時間を節約できるのか、仕事の役に立つのか、思い出になるのか、自分や家族の満足につながるのか、こうしたことまで含めて考えれば、10万円だから高い、1000円だから安いとは簡単には言えません。

 

そして、その先にあるのが「使う力」です。

FIREは、お金を使わないことが目的ではありません。

自由な時間や選択肢を増やし、自分が望む人生を送るための手段です。

それなのに、資産を減らすことが怖くなり、必要なものにまでお金を使えなくなったら、本来の目的から離れてしまいます。

大切なのは、安いものを探し続けることではありません。

価値の低いものには、たとえ100円でも払わない。

一方で、自分の人生に大きな価値をもたらすものなら、必要なお金をきちんと使う。

その判断ができる人ほど、無駄なお金は減り、本当に大切なところにはお金を使えるようになります。

 

「貯める力」で無駄を減らし、「見極める力」で価値を判断し、「使う力」で人生を豊かにする。

 

資産額を増やすことだけではなく、自分のお金をどこへ振り向ければ人生が良くなるのかを考えられること。

これは、FIREを目指すうえで身につけておきたい大切な力だと思います。

 

FIREを目指すとき、多くの人は、まず貯金や投資について考えます。

毎月の生活費を抑え、余ったお金をNISAなどで運用し、資産から得られる利益で暮らせる状態を目指します。

これはFIREを実現するための大切な土台です。

 

ただし、資産運用だけに頼る計画には、不安も残ります。

 

株価が大きく下がることもあれば、物価が予想以上に上がることもあります。

今は月20万円で暮らせていても、10年後には同じ生活に25万円が必要になるかもしれません。

そのような変化が起きるたびに、「資産が足りなくなるのではないか」と心配していたら、仕事を辞めても心から自由とは感じにくいでしょう。

 

 

だからこそ、FIREを目指す人には、資産を増やすことと同時に、小さくても自分で収入を生み出せる力が必要だと考えています。

たとえば、毎月の生活費が20万円なら、すべてを資産から取り崩す場合は、年間240万円が必要です。

しかし、自分の知識や経験から毎月5万円の収入を得られれば、資産から取り崩す金額は年間180万円に減ります。

毎月5万円では、すぐに会社を辞められないかもしれません。

それでも、資産が減る速さを遅くし、FIRE後の安心を支える力にはなります。

 

ここで大切なのは、新しい資格を取ったり、特別な才能を身につけたりすることだけではありません。

これまで仕事で何度も説明してきたこと、人から繰り返し相談されたこと、自分が失敗しながら身につけてきたことの中に、収入へつながる材料が眠っている場合があります。

会社では当たり前に行っている仕事でも、その仕事を知らない人にとっては価値のある知識かもしれません。

 

それらを、いざ講座や商品にしようとしても、「自分には人に教えられるほどの専門性がない」「何をテーマにすればよいのか分からない」と手が止まってしまいます。

しかし、手が止まってしまうのは、あなたに専門性が足りないからとは限りません。

すでに持っている材料を、誰に届けるのか、どの順番で伝えるのかなどが、まだ整理されていないだけかもしれません。

 

そこで今回、これまでの相談記録や資料を振り返りながら、自分の講座テーマを考えるための無料メールセミナーを用意しました。

全12通を通して、何度も相談されてきたことや、繰り返し伝えてきたことを拾い、誰のどのような悩みに役立つのかを整理していきます。

さらに、講座で深く扱う内容と、出版やブログ、SNSなどで伝える内容を分ける見方もお届けします。

まずは、これまで積み重ねてきた知識や経験の中に、FIRE後の選択肢を増やす材料があるかどうかを、ご自身のペースで確かめてみてください。



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FIREとは、単に働かなくなることではありません。

生活のために働き方を決められる状態から、自分で働き方を選べる状態へ移ることです。

その自由を支えるものは、預金や株式だけではありません。

自分の中にある知識や経験も、整理して届けられる形にすることができれば、時間をかけて育てられる資産になります。

そのためにも最初に必要なのは、売れる講座を無理に考えることではなく、自分の中にどのような材料があるのかを確かめることです。


 

39年ぶりに1ドル=163円台をつけました。

国際エコノミストのエミン・ユルマズ氏が、「今後はドルで稼げる手段を見つけないと厳しい」と発信したことも話題になっています。

 

日本は食料やエネルギーをはじめ、多くのものを海外から輸入しています。

そのため、円安が進めば輸入価格が上がり、私たちの生活費はどんどん上昇していきます。

 

一般的な円安対策としてよく挙げられるのは、NISAを活用して海外資産へ分散投資することです。

米国株や全世界株式のインデックス・ファンドを積み立てている方も多いでしょう。

 

 

もちろん、これは有効な考え方です。

資産を日本円だけに集中させるよりも、海外資産へ分散することでリスクを抑えられる可能性があります。

 

しかし、私は最近、それだけでは十分ではないのではないかと考えるようになりました。

 

円安がさらに進めば、同じ金額の円で購入できる海外資産は少なくなります。

つまり、日本円で稼ぎ、日本円だけを元手に海外資産を買い続ける方法には、いずれ限界が来るかもしれません。

で、そこで大切になるのが、「外貨で稼ぐ」という視点です。

 

とはいえ、ここで海外移住や海外事業を勧めたいわけではありません。

海外不動産や海外金融商品に投資する方法もありますが、現地の制度や税制、管理会社とのやり取り、トラブル対応などを考えると、管理コストやリスクは決して小さいわけじゃありませんからね。

 

では、何を目指せばよいのでしょうか。

 

私は、「日本で円で生活しながら、外貨でも稼ぎ、外貨でも資産を持つ」という形が、一つの理想ではないかと考えています。

そのために重要なのは、「日本市場だけに依存しない収益構造」を持つことです。

特に有利なのは、物理的な制約を受けにくい知的資産を活用すること。

例えば、電子書籍を海外向けに販売することもできます。

オンライン講座や動画コンテンツ、デジタル教材、コンサルティングなども、国境を越えて提供できます。

 

以前であれば、「英語ができないから海外には売れない」という大きな壁がありました。

しかし、AIの登場によって状況は大きく変わりました。

日本語で原稿を書き、AIで英訳し、最後だけネイティブに確認してもらう。

この流れであれば、以前とは比べものにならないほど低いコストで海外展開ができるようになっています。

もちろん、翻訳の品質確認や文化の違いへの配慮は必要です。

しかし、「英語が話せないから海外は無理」と最初から諦める時代ではなくなりました。

 

これはFIREを目指す人にとって、大きな追い風だと思います。

 

FIREとは、単に生活費を切り詰めて投資額を増やすことではありません。

本質は、自分の人生の選択肢を増やすことです。

そのためには、支出を減らすことも大切ですが、収入を増やすことも重要だし、収入源を増やすことはもっともっと重要です。

しかも、日本国内だけに収入源を持つのではなく、日本以外からも収入が入る仕組みを持っていた方が、将来の変化に強くなります。

円安でも円高でも、日本経済が好調でも不調でも、世界のどこかで価値を認めてもらえる商品やサービスを一つ持っている人は、大きな安心感を得られるでしょう。

 

これからの10年は、「何に投資するか」だけでなく、「誰に向けて価値を届けるか」がますます重要になる時代だと思います。

円安だからドルを買う。

それも一つの選択です。

しかし、もっと本質的に考えるなら、「日本市場だけに依存しない収益構造をつくること」の方が、長期的には大きな意味を持つのではないでしょうか。

AIという強力な道具が誰でも使えるようになった今、日本に住みながら世界へ価値を届けることは、もはや一部の企業だけの話ではありません。

 

FIREを目指すのであれば、資産を増やすことと同時に、「世界から収入を得られる仕組み」を一つ育てることも、これからの時代を生き抜く大切な戦略になると私は考えています。