来週(11月21~25日)は24日に10月のスーパー売上高と百貨店売上高、25日に11月の都区部消費者物価指数(CPI)、10月の企業サービス価格指数の発表。
米国では23日に10月の耐久財受注、24日に10月の新築住宅販売と11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表。
欧州では22日に9月のユーロ圏経常収支、24日には11月の独Ifo景況感指数の発表予定。
23日にはニュージーランド中銀、24日には南アフリカ中銀とトルコ中銀が政策金利を発表。
米国では22日にワーナー・ミュージック・グループが7~9月期の決算を発表。
22日にはアバクロやHP、23日にディーアが8~10月期決算を発表。
国内では22日に森トラストRE(8961)が22年9月期決算発表。
国内の新規株式公開(IPO)は2件。
22日にティムス(4891)、25日にtripla(5136)がともに東証グロースに上場。
国内市場は23日が勤労感謝の日の祝日で休場。
海外では21日にメキシコ、24日にサンクスギビングデー(感謝祭)で米国市場が休場。
▽国内
11月の都区部消費者物価指数
(CPI、25日)
総務省が発表した10月の東京都区部消費者物価指数(CPI、2020年=100)は総合指数が103.4と、前年同月比で3.5%上昇。
生鮮食品を除いた総合指数(コアCPI)は3.4%の上昇。上昇は14カ月連続で、消費増税の影響を除いた伸び率は1982年6月(3.4%)以来、40年ぶりの大きさ。生鮮食品を除く食料は5.9%上昇と、さまざまな品目での値上げを反映して9月(4.5%)よりも伸びが加速。
市場予想では、11月は総合指数、生鮮食品を除いた総合指数がそれぞれ3.6%、3.5%上昇(11月18日11時30分時点)。
都区部CPIは全国CPIの先行指標とされており、3%を超える物価上昇率が続けば日銀の金融政策に影響する可能性。
▽米国
10月の耐久財受注(23日)
米商務省が発表した9月の耐久財受注は、前月比0.4%の増加。8月(0.2%増)から伸び率が拡大。輸送用機器(2.1%増)、自動車・同部品(2.2%増)などがけん引。一方、民間設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」(コア資本財)は0.7%減少。
前月まで6カ月連続で増えていたが、企業の設備投資が弱まっていることが示された。変動の激しい輸送機器を除くと0.5%減、同じく変動の激しい国防関連を除くと1.4%増となった。
市場予想の中央値は、18日11時30分時点で前月比0.4%増。
▽IPO tripla(5136)
東証グロースに上場(25日)
宿泊施設の公式サイトに埋め込める宿泊予約システム「tripla Book」を主力とする。最短4クリックの簡易操作で宿泊予約ができ、宿泊客の離脱防止と自社予約の増加を後押しする。
宿泊客からの質問に自社開発の人工知能(AI)が自動回答するサイト埋め込み型のAIチャットボット「tripla Bot」なども手掛ける。2022年10月期末の導入施設数は「tripla Book」が1615施設、「tripla Bot」が1039施設を見込んでおり、順調に拡大している。
23年10月期は、売上高が前期推定比47%増の11億7400万円、税引き利益は4倍の1億8800万円を見込む。新型コロナの影響を受けたが、22年6月時点の宿泊者回復率は93.4%と以前の水準に戻りつつあり、今後は訪日外国人の復調や円安が追い風となる可能性がある。


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