トランプ猛追といっても、米大統領選挙の仕組み、皆さんご存知なの?? | マルメンライトのブログ


11月4日

トランプ追い上げ、トランプショックと皆が騒いでいる。
トランプになったら、何が起こるか分からない。
だから現金化しようと。
ギリシャショック、ウクライナショック、チャイナショック、英EU離脱ショック・・・。その後、株式市場はどうなりましたか?
推して知るべし。

米大統領選挙の仕組みをご存知だろうか???

米大統領選は、有権者からの総獲得票数ではなく、各候補が全米50州とワシントンDCで獲得する「選挙人」の数で勝敗が決まる。

さらに、州ごとの集計は「勝者総勝ち取り方式」となっており(メーン州とネブラスカ州を除く)、1%の差しかなくても、得票数1位の候補者がその州の選挙人全てを獲得することになっている。

つまり、大統領選で勝つためには、一部の層(州)から圧倒的な支持を得るよりも、全体的に満遍なく支持を得ることが重要になる。

こうしたことから、全米支持率を見ても大した意味はなく、州ごとに支持率を見なければ選挙の勝者を予測することはできない。

そして、選挙人の合計は538人。
過半数の270人を獲得した候補者が大統領に選出される。

選挙人の数は人口に応じて割り当てられ、最も多いカリフォルニア州では55人、モンタナ州やアラスカ州など小さい州では3人と大きな開きがある。

こうした仕組みになっているため、有権者からの総獲得票数で勝っても、「選挙人」の獲得数で上回ることができなければ、大統領になることはできない。

実際、2000年の大統領選では、民主党のアル・ゴア候補が5099万票、共和党のジョージ・W・ブッシュ候補が5045万票だったにも関わらず、選挙人獲得数ではブッシュ候補が271人と過半数を獲得し、大統領に就任。


そして、過去6回の大統領選ですべて民主党が勝った州(19州)の選挙人を足すと242人となり、共和党は102人(13州)。

この時点で、民主党候補は28人の選挙人を獲得すれば勝つことになる。大きい州であれば、残り一つ取れば民主党候補は勝利することができる。

逆にいえば、共和党候補が勝つには民主党が今まで勝っている上記19州以外のほぼ全てに勝たなければならないということになる。

まだまだクリントンが圧倒的に有利なのは変わらない。
問題は、選挙後にクリントンが相手陣営に対して、かなり譲歩した政策をとるのではないか???ということなのである。

今回も、マスコミに踊らされているマーケット、と個人投資家の狼狽ぶりに、苦笑いの状況。

さて、影で日ロの交渉が熱い!!
経済協力30案件。
これだけ人参ぶら下げて何も無かったら、世耕さんどうすんの?と思わせる内容だ!


最新のSAPIOを見ると、え!北方領土帰ってくるかも?と思ってしまうのは私だけでなないはずだ!


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