10月21日
基本方針になんら変化はない。
金断固買い。灯油、大豆の買い。
コーンだけ弱気。
で、ゴムは初日から撃沈。大損である。
曲がり屋に口なし。
さて23日は注目の欧州サミットである。
昨日、ギリシャ議会は新緊縮策を可決して、EUとIMFから80億ユーロ(8500億円)の融資を受ける事が決定したけど、焼け石に水。
とにかく、お金がないというのが問題。
ユーロ圏の銀行に資本投入!と叫んでいますが、資金を出すところがもうないというのが、現状。
民間からの資金導入が前提ですが、それでもダメなら、公的な資金の導入という最後の切り札しかないのです。
欧州金融安定基金(EFSF)からの融資、これが問題。
結構日本政府はこの債券を買っています。日本国民の税金で。
そのため年金財源は崩壊、復興の為のお金も無く、日本は東北の復興よりも欧州の馬鹿な債券を買う事を優先している。
さて、欧州は借金の穴埋めを更に借金で補うという、出口の見えない状況。
先日、「デクシア」が実質倒産し、ベルギー政府は6兆円の債券の補償をしなければならなくなりました。ベルギーのGDPの15%です。
ハッキリ言って無理です。
フランスは3兆円を背負う羽目になりました。
IMFの試算では欧州全体で資本注入が必要な銀行の額は30兆円、世界最大の投資ファンドのブラック・ロックの試算ですと153兆円です。
欧州の主要90の銀行のうち60行が危機的な状況で、資本注入により、ほとんどが実質国有化となりそうです。
というのも、3カ月前に行われたストレステストで、デクシアは健全という結果だったのに、3カ月後に倒産。
欧州の銀行のストレステストは、日本の原発のストレステストと同様、デタラメです。
で、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリアの次は・・・。
そうフランスです。
フランスの国家破綻の確率は現在10%。実質ダブルBクラスですが、実際の格付けはトリプルAです。
余談ですが、保険会社の格付けもデタラメですので注意が必要です。
IMF、ECB共にフランス人が実権を握っているのは明らかですが、何とかこの2つの金融機関を利用してお金を調達しようというのがみえみえとなってきました。
フランス国債も急落間近と見ます。
フランスの次はベルギーです。
で次は日本となるわけですが・・・。そんなに先の話ではないでしょう。
という事で、ゴールド爆裂の下地ができつつあります。
欧州債券は全滅、日本国債も借金と国民資産が逆転となった時点でアウト、米国債もこの前まではデフォルトの危機だったわけですから、必然的にゴールド爆裂となるわけです。
今後は、債券を担保にお金を貸さず、ゴールドを担保にお金を貸すという考え方が世界の常識となります。
世界で一番堅実で、まともなのは、ドイツだけという事でしょうか。
ちなみにドイツ銀行のCEOは銀行の資本注入に大反対です。
正論です。
という事で、年末から、来年にかけてジワジワ日本売りとなりそうな気配です。当方、ゴールド断固買い方針変わらず。
当然、債券は糞の役にも立たたなくなる。
債券のファンドは安全ですよなんて、実際儲かっているものでどれくらいですか?調べてみてください。
という事は、欧州問題が一時的に解決しそうなニュースで、商品価格が下がった時は最大のチャンスとなるわけです。
という事で、目先の乱高下に一喜一憂することなく、大きな流れで大相場を狙いましょう。
目先の上下を狙っても、最後は、どうせ負けます。
11時 現在、切り込み線出現銘柄多数。3時半の終値で確定ですが、暫定で見切り発車予定。
株・・・オリンパス。注目です。レオパレス?もう誰もいませんよ。