最近 歳を取ったからか つくづく昭和は良かったと思い返す日々です。
私の若いころは「いつかアウディに乗りたい」とか「彼女とアランシャペルでクリスマスしたい」「マイホームを建てたい」「バリーのバッグが欲しい」とか当時は夢の基準が単純だったと思います。
「欲しいものなんてないよ!」今どきの若者は言います。いつの頃からか「ミニマリスト」とか「持たざる幸せ」や「こころの充実」などという言葉が巷であふれるようになりました。
もちろん精神的な幸せが受け入れられるようになったことは良いことだとは思います。
日本の若い人々が、モノの満足ではなく「自由なライフスタイル」を謳歌しているのは はたから見ていても悪くない状況だと思います。
しかしモノやお金が動くと景気はあがります。本来原価がかかった製品が売れていくことで製造業者や素材業者などの下請けの売り上げアップにもつながります。ひいては全体が潤うという構図でした。
でも今の世の中は紙のカードに何万円もする価格がついたり(遊戯王カードなど)音楽や映像などのサブスクやノベルティにお金を使ったり、自分磨きに大きなお金が使われたり、特定のアプリが大幅にダウンロード数を上げたり 購買の主流が原価の低いあるいは原価のないモノばかりになっているような気がします。
この構造は残念ながら これからも変わることはないのでしょう。物欲のカタチが変わり「時間や経験」にお金が使われることが多くなりました。
問屋や卸や中間業者を否定して変革した流通業界を含め、昭和の日本型経済構造から脱皮したことで、働く場所が減り仕事の種類も減りました。 また低中所得層が増えて内需による経済コントロールができにくい国になってしまいました。
元来がネガティブ志向の方が多い日本人。願わくば日本がこころの幸せ度で世界ランキング上位に並ぶようになってほしいものです。
幸せ、不幸せなんていつもこころの持ちようなんですから…
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