お茶 | 149歳 京都貸し物屋さんの新人日誌

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~文久三年から続く京都の老舗・貸し物屋のブログ~
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新人が日々学んだことなどラフに書いてまいります!

第七回京都・観光文化検定試験2級より



高山寺が所蔵する、猿や蛙などを人間に見立てた絵巻物はどれか



(ア)真言五祖図 (イ)絵因果経 (ウ)両界曼荼羅図 (エ)鳥獣人物戯画


148歳 京都貸し物屋さんの新人日誌



正解は・・


(エ)鳥獣人物戯画です。




この鳥獣人物戯画。




生で見たことがないのですが、とてもおもしろい絵ひらめき電球だそうです。

こちらを所蔵している高山寺。茶お茶と大変関係の深い寺院として知られています。


というのも、日本に茶を持ち帰ったのは建仁寺の栄西禅師。


栄西禅師は布教とともに、茶を山に植えるなど茶の栽培も積極的に行っていました。

その禅師を訪ねたのが高山寺の明恵(みょうえ)上人で、

栂ノ尾に茶を植え、後の宇治茶のルーツをつくり、茶の普及に貢献した

有名な方です。

高山寺には「日本最古の茶園」が残されています。


何が言いたいかというと・・・

急須や茶筒によく描かれている絵。


148歳 京都貸し物屋さんの新人日誌 (急須に描かれた絵)





これは・・・!!!


これこそ鳥獣人物戯画!(わたしは何の絵なのか全く知りませんでした。)

何故この絵が茶道具に描かれているのか、その疑問からこの話ははじまりました。


鳥獣人物戯画から茶の歴史、宇治の話にまで繋がっていくのが

興味深く、面白く思えました。



問題を解くより、こうしたことの方が覚えますね。

鳥獣人物戯画=高山寺=明恵=お茶=宇治茶・・

勉強になりました。