
前話はこちら
まひろ、宣孝と御簾の裏で睦事してるかと思ったら、後半で灰を宣孝に投げつけてた。
展開が早い(笑)
さてタイトルは「いけにえの姫」すなわち彰子にフォーカスされた回でした。
彰子は小さいころから「言葉が遅い」と言われていて、
田鶴(後の頼道)にも姉上は先生に怒られているとちょっと舐められている感じ。
でもさ、これって初回の道長、つまり三郎と同じなんですよね。
周りがよく見えているからこそ、何も言えないんじゃないかな。
道長の問いに対してもすべて「仰せのままに」と答えていて、
道長は「何考えてるのかわからん。」という反応でしたが、
彰子自身は左大臣家の一の姫として、覚悟完了しているように思いました。
倫子様の「相談ではありませんでしたの?」が物悲しい。
夫に不承知と言ってみたところで、事態は変わらない。
自分は入内せず、夫を婿に迎えられたからこそ今の幸せがあるのに、
愛娘はよりによって定子を寵愛している帝に嫁ぐのかと。
年齢差も結構ありますしね。
何よりまだ子供(11歳くらい?)
魑魅魍魎の巣くう内裏でやっていけるか心配になるのも無理ないし、
定子に対抗すべく、まひろが呼ばれる道筋もできてきたように思います。
さて宣孝さんですが…家を無くした子供たちをお世話しているまひろに向って
「穢らわしい」
と言っていて、この瞬間、まひろの表情が変わったのをあたしゃ見逃さなかったよ(誰)
当時の貴族社会では当たり前の反応、清少納言の反応が
まだ柔らかかったのだと思いますが、
道長だったらそんなこと言わないもんね。
結局灰をぶちまけて、いとに諭されるも釈然としていないまひろ。
石山寺にみなでいったら道長と再会ですよ。
これで都知事選挟むから1週間お預けとは無体だわー。
来週妊娠するみたいだし、まさか藤壺みはないよね…?
さて他のところでは、清明のラフな「呪詛しとく?」に突っ込みを。
そりゃ入内するおなごは幸せにはなれませんね。
寵愛を受けなければ不幸だし、寵愛を受ければ敵から呪詛される。
幸せとは…?
それでも、定子の顔つきが今回ファム・ファタールさがあって、
寵愛を受けてて妊娠している女性は強いね。
定子、結構好きです。