全国各地に広がる、ミニミュンヘンを模した遊びのプログラム(「こどものまち」と総称しています)の、主催者さんを始め、関係者の方達のための雑談会です。
「こどものまち」は、子ども達だけの力で「まち」をつくるという意欲的なプログラムですが、原則として「遊び」主体の、そして「子ども」主体の取り組みです。
結果的に、そこに学びや発見(子どもも大人も)が生まれることを尊びつつ、半面、大人が子ども達に何かを仕掛けてやろう、という気持ちや考え、働きかけを否定するものではありません。
ですが基本は「遊び」であることの徹底であって、子ども達からの信頼を基礎に関係が育まれていきます。
そうした経験や意欲を持つ方々の集まりです事を前提に、ご参加ください。
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「こどものまちについて話そう!オンライン雑談会」は、こちらから。
2022年7月7日 1周年記念オープン開催
(よる8時から、Zoomによる双方向開催です)
2021年11月7日 初めての日曜開催記念
(午後2時〜6時の、Zoomによる双方向開催です)
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用語説明
●ミニ・ミュンヘン 日本の「こどものまち」の原型となった、ドイツ、ミュンヘン市での取り組み。1979年の国際児童年に初めて行われ、以来、40年余の歴史を持つ。日本の「こどものまち」の多様性の源泉のひとつに、各地からの見学者(やがての主催者)が、ミニ・ミュンヘン全体の「どの部分に感銘を受けたか」で、持ち帰る情報やエッセンスが変わる、という点がある。つまり、そこが各地の「こどものまち」の軸になる、と言える。
●ミニ通貨 「こどものまち」では、お仕事がモチーフとなった様々な遊びが体験でき、また時に、その遊びをつかさどる母体の運営に参加または参画できるが、共通しているのは、そうして遊ぶことを「働く」と位置付けていること。そして、「働いた」ら「お金」が銀行から「もらえる」こと。この際の「お金」とは、ここでは各地それぞれのミニ通貨であり、様々な名前がついている。逆に日本円は「こどものまち」の中では価値を持たない。
●お仕事ブース 「こどものまち」における仕事場の区切りのことであり、お仕事場の基本単位にもなるもの。お仕事に店舗がある場合は「お店」と同義であり、工作や印刷、建築分野などでは「工房」と同義となる。参加者みんなのための市役所や警察と言った「公共機関」もまた同義である。一つ一つを「ブース」と位置付け、軒を連ねることで街ができる。逆に「ブース」をしっかり区切ることで、街全体としての区画割りや軒先の設定が可能となる。
●こどものまち全国主催者サミット 2007年に佐倉から始まった、主催者である大人同士の交歓大会。サミットという名称の通り、各地の主催者それぞれが、その頂上(同士)としてサミット本会議で机を並べて対等に話し合う。主催地はサミット本会議や分会議で話し合って大会宣言を発することができるが、現時点(2021年9月)までに実現しているのは第1回の「佐倉宣言」だけである。
●「こどものまち」 第1回サミットの本会議に備えた予備会議では、第一回に参加の全11の主催地から一人づつが参加し、大会宣言の詳細と合わせて各地の取り組みを一般名詞化するための話し合いが持たれ、カギカッコ付きでひらがな表記の『「こどものまち」』が、共通の一般名詞として決められた。カギカッコがつけられたのは、こどものまち、と称する当プログラムが各地に既にあったためでもあり、峻別する意図も含めて慎重に話し合って、このように決着した。