歌詞に沿って解説<地震が来たらダンゴムシのポーズ>その3 | はらくんのブログ

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あそび歌作家・シンガーソングライター・アレンジャー(編曲・伴奏作り)・シアターや絵本制作など、いろいろやっている元保育士です^^

今日は、防災体操<地震が来たらダンゴムシのポーズ>の歌詞(内容)解説の3回目です
(ご興味ございます方は、「その1」もしくは「音源無料配布開始!」の記事からお読みくださいませ!)。

これまでと同様、説明は黒字、歌詞は青字で表記します。
(曲の振り付け動画はこちらです↓)


膝と 肘をついて 
お手々は 頭と首
揺れなくなるまで じっとがまん
それじゃいくよ
ダンゴムシのポーズ!


大きな地震が来たときに、身を守るための<ダンゴムシのポーズ>のやり方を歌った部分です。
まず「膝と肘をついて」ですが、
こうすることで必然的に身を低くすることになりますよね。
これは<シェイクアウト(ShakeOut)>の最初の部分、
<DROP>に当たります。

説明の順番がいろいろ前後してしまいますが、
そもそも<ダンゴムシポーズ>というのは、
アメリカで生まれた<シェイクアウト>というものを、
子どものためにわかりやすく言い直したものです。

シェイクアウトとは、地震の時に身を守るための行動のことで、
<DROP!> : (姿勢を)低く
<COVER!> : (頭を)守り
<HOLD ON!> : 動かない
の3つの動きで構成されています。

各地で訓練も盛んに行われているようですので、
詳しくは 日本シェイクアウト提唱会議のホームページをご覧ください。

解説その1でも触れていますが、
大きな揺れが起きてしまった時は、
立っていることが困難になりますので、
転ぶ前に身を低くしましょう、ということだそうです。
揺れている最中に、火を止めに行ったり、家具を支えようとするのは
非常に危険なので、やめたほうがよいようです。

ちなみに吉村先生によりますと、
直下型の地震はいきなり大きな揺れが来てしまう一方、
南海トラフなど海溝型の場合は、大きな揺れが来るまでに少し時間があるそうです。
ですので、もし移動する余裕があれば
(震度5弱くらいまでならなんとか歩いて移動できるそうです)、
より安全な場所に行ってからダンゴムシポーズをするといいとのことです。
吉村先生は、保育園等では、
先生が子どもを部屋の真ん中に集めて
そこでダンゴムシポーズをとるように伝えているそうです。
部屋の真ん中なら、窓ガラスの破片からも、ひとまず身を守れますね。

さて、続きまして、
お手々は頭と首」の部分です。
シェイクアウトの<COVER>に当たるところですね。
実はダンゴムシポーズを調べると、頭だけを守るようなやり方もよく見かけますが
(やり方によっては、手が頭の上にあって、首や後頭部丸出しというケースも)、
原案の吉村先生は、
「首は大事だから守らないといけない」とおっしゃっていました。
私もその意見に賛成です。

一つ追加の情報ですが、
もし可能であれば、頭は床から少し浮かせた方がいいとのことです。
この隙間が、衝撃を吸収する
いわゆるショックアブゾーバーの役割をしてくれるということでした。

そして「揺れなくなるまでじっと我慢」。
これはシェイクアウトの<HOLD ON>の部分です。
揺れているときに下手に動くと余計危ない、ということですね。

以上、長くなりましたが、
ダンゴムシのポーズについて歌った部分の説明をしました。

特に保育園など、集団生活の場では、
全ての子どもを大人が身を挺して守ることはできません。
ですので、「ダンゴムシのポーズ!」と言われたら、
子ども自身がすぐにそのポーズをとることができるようにしておくことが大切なのでしょうね。

この続きは、解説その4で!


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