ブログ、引越しします!
こんばんは。
2007年から10年に渡り続けてきた、本ブログですが、過去記事も含め、
「世界で通じるサッカー選手を育てるためのウェブマガジン」に引き継ぎます。
今後は、以下のURLで展開していきます。
今後ともよろしくお願いします!
「世界で通じるサッカー選手を育てるためのウェブマガジン」
超絶バルサ贔屓のスポーツ誌ムンドデポルティーボ日本語版オープン
欧州で2番目、スペインで最も歴史のあるスポーツ誌であるムンドデポルティーボ誌の日本語版の権利をとり、昨日ムンドデポルティーボ日本語版をオープンしました!
交渉期間は意外と短く、契約書のクロージング含め1ヶ月ぐらいだったのですが、今回の交渉で学んだことはこちらのカタルーニャ人が担当だと進むのがめちゃくちゃ早いなということです。弊社ではカタルーニャ人の社員が2人いるのですが、バルセロナの人たちにとっては大きな安心材料なんだなぁと改めて感じました。
日本語の話せない外国人を採用するのはちょっと勇気がいることでしたが、大当たり。仕事の仕方も日本人と違い直接的なんで、ぐいぐい進ませる。オンとオフの部分のケアをしっかりしてあげれば、外国人の割合を増やしていくのもありだなと感じています。
さて、ムンドデポルティーボ日本語版、こっからが大変ですが、まだスタートしたに過ぎないんでギアあげていきます。
The best sports moments大賞受賞
スポーツ界のアカデミー賞にノミネートされました!
あけましておめでとうございます。2016年の棚卸しと2017年の抱負。
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
2017年がみなさまにとって素敵な1年となりますように!
さて、さぼり気味の当ブログですが、1年の振り返りだったり、新年の抱負だったり毎年書いてきていて、過去のものを見返すと、自分が当時いただいていた価値観とかがすごくわかり参考になります。(といっても価値観にぶれはほぼないんですが・・)
2014年の12月31日は、以下のように書いていました。
「経営者として会社組織を作っていく仕事と、サッカーの現場で子供
たちと接していく仕事をうまくバランスを保ちながら、2015年もあっと
驚く仕掛けができたらなと思います。」
「今年、僕は働き方を変える決断をしました。
具体的にいうと、個人商店から会社組織に変えていくため、現場にでる回数を減らし
スタッフがそれぞれの案件を責任をもって回すという形にしました。」
http://ameblo.jp/aslj/entry-11967436321.html
2015年は、以下のように書いていました。
「2015年は、2014年に変えた働き方を社内に浸透させることに費やした1年でした。
それぞれのスタッフの責任の範囲を見える化し、その責任を果たすための仕事の進め方や考え方をレクチャーしていく。 最初、頼りなかったスタッフきが目に見えて頼もしくなってきました。もちろんまだまだできてない部分もありますが、この1年でずいぶんと会社の体幹はしっかりしてきました。」
そして、2016年の目標として以下のように書いていました。
「2016年は、会社の体幹をもう少し強化していくこと、また、子供たち、保護者、指導者の方々との情報交換の時間を最大限多くつくりたいと考えています。そのためには、オフィスでの仕事よりも、足を使って、いろんな場所に顔を出せればと思います。」
http://ameblo.jp/aslj/entry-12112330109.html
感想としては、目標としていたことをやれたんじゃないかと思っています。
実際にお会いした保護者や子供たちの数はこれまでにないぐらいだったと思います。そして、その中でも点ではなく、線でかかわれる状況も多く生まれました。残念というか、自分で改善したいのは子供たちの顔と名前をなかなか覚えきらないところかなと思います。キャンプで通訳などをすると自分のグループの子供たちは1日でほぼ覚えられるんですけど・・・
また、2016年は「世界で通じる子供の育て方」という本を上梓し、それがきっかけでいろいろな場所で講演にも呼んでいただいたり、これまでの経験をすべて凝縮した上で、「選手育成」という部門をプロ化させる取り組みをはじめました。ハードではなく、最高のソフトを揃えることで「目に見えない選手育成機関」というものを進めて行こうと考えるきっかけになった年になりました。
2017年は、この「選手育成機関」という部分をさらに進めていくと同時に、会社経営という意味では、一つ上のステージへあがったところで戦いたいと思います。会社としては個人企業というところから、急速に組織化されていて、もうあと2~3年ほどで企業としての形が整うかなと思っています。個人としては、アウトプットのためのインプットを徹底的に行い、アウトプットの質をあげたいと思います。
では、今年1年よろしくお願いいたします。
興國高校スペイン遠征に帯同しました。
進化し続けられる選手とは。
僕が選手を見るときには、生まれた年と現時点でのレベルを照らし合わせて判断します。
いい選手がいた場合、まず最初にすること、それは何年生まれかの確認です。
いい選手だなと思っても、生まれた年を見たら2005年だったとします。
んー。このレベルで2006年生まれだったらバルサでもやれるレベルだなとか、そういう風に選手のレベルを判断していきます。基本1年ごとに達していないといけない基準というのがあるのです。
そのため、小学校3年生のときに、「あ、バルサレベルの選手だな」と思ったとしても、そこから1年たった小学校4年生のときにチェックして見たら、もうバルサではやれないレベルになってしまっている選手などがときどきいます。
つまり、トップレベルの選手であり続けるためには、毎年毎年トップレベルの選手が進化するスピードと同様かそれ以上のスピードで進化し続ける必要があるのです。
では、進化し続けられる選手とはどういった選手でしょうか。
僕はキャンプの保護者説明会などでも話をするのですが、成長する選手、しない選手がすぐにわかります。
例えば、バルサで一番最初に教える、ボールが来る方と逆の足でコントロールするというプレー。 バルサコーチが選手に声をかけると、選手によって全然反応が違います。
どの選手が一番成長する選手でしょうか。
① コーチに言われたら、次のプレーからトライし、それがすぐにできてしまう選手。
② コーチに言われたら、次のプレーからトライし、何回かでできるようになる選手。
③ コーチに言われたら、次のプレーからトライするけど、なかなかできるようにならない選手
④ コーチに言われたけど、すぐにトライしようとしない選手
⑤ そもそもコーチの言うことを聞いていない。でも、できてしまう選手。
⑥ そもそもコーチの言うことを聞いていない。そして、できない選手。
上記の6つには才能の部分と学ぶ姿勢の部分が両方とも入っています。
①~③は才能の問題で、④~⑥は学ぶ姿勢の問題です。
一番伸びる選手かつ、トップレベルでできる可能性のある選手は①、②です。
久保建英君なんかはまさにこの部類の選手です。驚くべきスピードで吸収していくのです。
ちなみに④⑤の選手は成長が停滞するため、当初才能でなんとかなっても、どんどん抜かれていきます。③の選手は残念ながら、成長のスピードは早くないので、上のレベルにあがっていくのは厳しいでしょう。⑥の選手は楽しむことを主眼においてサッカーをした方がいいです。
サッカーというスポーツは1つのプレーを改善できたら、その前後のプレーにも好影響を及ぼすスポーツなので、学ぶ姿勢があるかどうかというのは最も大切な部分になります。
FCバルセロナキャンプ通訳募集(若干名)
弊社では、FCバルセロナキャンプの通訳を若干数募集いたします。
①12月22日(木)~12月25日(日) 奈良キャンプ
②12月27日(火)~12月29日(木) 川崎キャンプ
③1月 2日(月)~ 1月6日(金) 幕張キャンプ
http://juniorcamp.pl.shopserve.jp/
《通訳》
募集人数: 2名
基準 : ① サッカー経験者かつ、大学時代でスペイン語専攻、スペイン語圏留学1年以上
② スペイン語圏でサッカーチームに入り、2年以上プレー
③ スペインサッカー指導者ライセンスレベル2以上
④ スペイン語を利用して、サッカー関連の現場で指導の通訳をしたことが有る方
以上の①~④のいずれか、もしくはそれに準ずる人
条件 : 交通費、日当支給。また、レベルによっては社員への登用あり。
(過去、バルサキャンプの通訳から社員になったスタッフが4名おります)
希望者は履歴書、職務経歴書を以下、東京本社までお送りください。
追って、面接日を連絡いたします。
http://aslj.net/ja/profile/company.html
なお、①、②、③のいずれか1つの日程でもOKです。
獲得したくなるような選手になるためのポイント15項目(ジュニアユース)
昨日、某Jクラブの3次セレクションを見学しました。
見ていて凄く残念だなと思ったのは、どの選手も何が評価されるかわかっていないことです。
自分の得意なプレーを出すことも大切なのですが、自分が得意だと思っているそのプレーは、選手を評価する側が、そのプレーを本当に評価するのかと考えることが大切です。
分かりやすい例でいくと、ドリブルが得意な選手がやみくもに突破にかかるプレー。昨日僕が
見たある選手はボールを受けたら常にドリブルでの突破を試み、そして、ボールを奪われた後に1秒ぐらい「ああとられた」という反応をしていました。 サッカーでは、パスした後にすぐに動きなおせるか、ドリブルをとられた瞬間に守備に入れるかなど、継続性のあるプレーもとても大切です。ドリブル突破をアピールしたいのであれば、取られた直後のプレーにも気を配ることが大切です。 なぜかというと、ドリブルで相手をかわして、突破するというプレーは、数あるチェック項目のほんの1つのポイントでしかありません。 ほんの1つのポイントでしかないプレーを全力で毎回毎回トライすることに意味があるのでしょうか。それよりも、突破できるという部分と、とられた後の守備に入る速さをアピールした方がよっぽど有用です。
このように獲得したくなるような選手というのはどういう選手なのかを理解して置く必要があります。もちろん、クラブチーム毎にチェックポイントは違いますので一概には言えませんが、多くの場合、以下のような項目のうち、2~3つぐらいの項目で光輝く選手だと思います。逆に以下の項目で3つ高いレベルでできればJ下部にはほぼ間違いなく合格できるかと思います。まあ、それが難しいんですが・・・。。
① 状況把握できているか
② 判断の質、判断のスピード(ぎりぎりで判断を変えられるか)
③ 細かなポジションの修正をしているか
④ ファーストタッチの置き方
⑤ リズムの変化はどうか(特にドリブル、マークを外す際)
⑥ ボールを受ける際の体の向きはどうか
⑦ プレーに連続性、継続性があるか。
⑧ 両足使えるか
⑨ 動きながらのコントロール
⑩ ボールを運べるか(空いているスペースへ)
⑪ ディフェンスの意識、プレスのかけ方
⑫ パスのスピード
⑬ キックの質
⑭ スプリントの質、回数、スピード
⑮ 味方へのコーチング
などなど。
他にもありますが、マニアックになるんでここでは割愛します。
僕が言いたいのは、いい選手とはどういう選手なのかということをしっかり精査した上で、トレーニングに励んでもらいたいなということです。ちなみにイニエスタで①~⑮まであてはめてみると、⑭、⑮以外は輝いていると思います。くれぐれも全部できるようになろうとしないこと。一つできるようになるだけでもプレーは大きくかわります。