記憶にあるかぎり、自分がもっとも複雑、コンプリケートだったのは、小学年高学年だったような気がする。
思いを語らず、表情を変えず、わけのわからない心理的な計算やポジティブやネガティブな感情を心にうずまかせていた。酷くてここには書けないこともいろいろ考えていた。
背も小さくやせっぽちで、賢そうではあっても暗そうな目をしているわけではない小学生。そんな、どこにでもいる小学生が何を考えていたのか、すべて覚えているわけではないが断片だけを思い出してもぞっとする。
たまに小学生を見て、こいつらもあんなことを考えているのかと思うと寒気がする。
(たぶん違うだろう)
中学にあがって、少しずつ単純になり、17の頃には極めて単純になった。
社会にでてから少しややこしく戻ったが、また、だんだんシンプルになってきたと思う。
薄っぺらい正義を振りかざすこともある。歯の浮く理想を語ることもある。
なんせ、単純な生物ですから・・。
ときどき怒られるけれど、もちろん人間にさまざまな状況や感情があり、そのなかで必死に生きていることも知らないわけではないけれども。
でもそれでも。

