5月10日、手術日です。

朝、8時50分に出発するとのことで支度を進めておりました。

術後はICUに入らず、こちらの個室に戻ると聞いていたので、ベッドサイドの手の届くところに色々と小物を仕込み、準備万端にしていたのですが、いざ、手術室へ向かうお迎えの看護師さんから「本日はこの後、終日、この部屋は明け渡していただきますので、荷物をまとめてください」と!

 

なにー!! 話がちがーう!

 

結局、私を見送った後、オットが全部の荷物をスーツケースとベッドサイドテーブル1つに押し込み、移動してもらいました。

この日、個室代を取られるようなら抗議してやる!と思っていましたが、術後、再度、個室契約書にサインしたので、ひとまず手術日は個室代はかかってないかな…。会計時に確認しないと。

 

想像ですが、看取り案件が出て、急遽、個室をお使いになった方がいたのかな…と思ってます。

 

さて、話を戻して、手術室へ出発。

徒歩で向かいます。

 

この日から看護学生さんが私に付いてお世話してくれるとのことで、病棟で看護学校の先生にご挨拶、学生ご本人には手術見学のため、手術室の前室でご挨拶。

初対面でさらに今からお腹の中も覗かれるのね、と何か不思議なご縁。

 

さてさて私の手術室はフロアの一番奥。

オペスタッフの人が優しく案内してくださいます。

かなり狭い手術台の上に乗り、マスクはしたまま、呼吸器マスクをします。

麻酔は腕から入れていきます。

よくドラマで見るような「はい、では10から逆に数えて言って…」みたいなことは言われず、そのままスヤァ…

 

そして看護師さんからの呼びかけで目を覚ましました。

本当に全身麻酔は一瞬ですね。

ぼーっとした頭で「終わったんだなぁ」と理解。

何を話したかあまり記憶がないのですが「ストーマはどうですか?」と聞き「なりませんでしたよー」と答えていただいて安堵したように覚えています。

 

手術時間3時間20分。

結構、早く終わった感じでした。

本日5月17日、手術日からちょうど1週間経ちました。

術後にブログをアップしようと思っていましたが、仕事関連の作業は体に鞭打ち進めたものの、やはり集中力が途切れがちで、アメブロまでには手が回りませんでした。

 

これからはこの1週間を振り返りながら、ゆっくり記録していきたいと思います。

GWも極力、外出せず、家で過ごし、そのままだと運動不足になるので、ルーティンにしているストレッチを毎晩続け、体調万全を目指しました。

 

入院してから6日間は絶食とのことですので、何か美味しいものを食べようと、牛ブロックを買ってきてもらって、ビーフシチューを作ろうと準備していた、5月6日の昼、悲劇は起こりました。

 

その日は晴れていたので、2回目の洗濯を回そうとランドリーボックスから衣類を取り出していた時、腰に少しの違和感。

時々、腰痛になることもありましたが湿布を貼れば2〜3日で回復するタチでしたので、またかなー、くらいに思っていました。

昼食を取り、少し休んでからビーフシチューを仕込むかな…と思ってソファに座り、そこでクシャミ1発。

 

「ああああああ」

 

腰に激痛が!

人生初めての「ギックリ腰」でした…

 

本当に息も止まる痛み。

もはやそこから一人で立ち上がることも、歩くことも、横になることもできません。

 

まさかの入院2日前。

 

入院前は服薬は禁止されており、ロキソニンも飲むこともできず、家にあった湿布を貼って寝込むものの、夜、オットに介助されながら立ち上がってトイレに行った時に、痛みで視界が真っ暗になって気絶しかけました。

夜は途切れ途切れにしか眠れず、寝返りすら手伝ってもらってやっとです。

そして翌日も期待むなしく回復せず。

 

ここまで頑張ってこなしてきた入院スケジュールを水の泡にしてなるものか!と、近くの出張鍼灸師に依頼して往診にきてもらい、鍼を打ってもらいました。

痛みは10から7くらいに減ったものの、それでも介助がないと、起き上がれず。

しかし、どうやったら痛みを感じないか、など丁寧な説明と全身マッサージもしてもらったおかげで、動き方のコツみたいなものを会得しました。

 

加えて、色々とベッドの上でスマホで検索しまくり、安静にしすぎては治りが遅くなるとあったので、体に鞭を打って、できる限り、起きていようと画策。

仕事用のアーロンチェアはキャスターが付いているので、それに座り、足で漕ぎながら移動します。

X-MENのプロフェッサーX状態です。

 

ギックリ腰時の起き上がり方、立ち上がり方を試行錯誤しながら実践。痛みの少ない角度や動きを自分で探りながら、なんとしてでも自力で歩いて入院してやると必死です。

もう入院前のナーバスな感情などは一切起きません。

私が目指すのは予定通り、入院して手術を受けることのみ!

(脳内にかかるロッキーのテーマ)

 

そして入院前日夜には一人で起きてトイレに行き、歩けるまで持っていきました!

オットに助けてもらってシャワーも浴びることができました。

それまで痛くてほとんど食事が取れなかったのですが、その夜は冷凍弁当のチーズハンバーグを食べて、手術前の最後の晩餐です。

 

当初の予定のビーフシチューのお肉はオットが焼いて食べるか、冷凍庫に入れてくれるでしょう。

 

正直、大腸癌発覚後、一番、精神的に追い詰められた2日間でした。

 

 

そして今、私は病室でこのブログを打っています。

本日5月9日。入院2日目。手術前日です。

 

そうです、無事に入院できました。

消化器外科の先生にも「本来なら万全な体調で臨むべきだけど、ギックリ腰で手術延期、1ヶ月後、なんて辛いでしょう。仰向けに寝られるなら、予定通り進めましょう」とOKがもらえました!

 

ギックリ腰といえば仰向けが辛い、エビのように丸くならないと痛くて仕方ない、という症状がメジャーですが、なぜか私は痛めたところが珍しいのか、むしろ腰を曲げている方が辛いという症状だったのも不幸中の幸いです。

 

入院後2日間かけて下剤で体を空っぽにし、栄養は24時間点滴のみ。

病室は個室が取れたので、部屋を動き回って、ギックリ腰のリハビリに努めます。何しに入院してるのかわかりません。

 

介護ベットの助けもありますが、かなり体の動きが戻ってきました。

これで明日は颯爽と手術台の上に自力で飛び乗れるでしょう!

 

この後の闘病記は術後、回復してからとなると思います。

先生、看護師の方々のお力を借りて頑張ります。

 

明日は朝イチの手術。行ってまいります!

4月27日、いよいよ入院前のPCR検査と、執刀医からのインフォームドコンセントの日です。

入院する病院はコロナ患者を受け入れている病院ではないので、PCR検査は入院する方のみに実施されるもの。

インフルエンザの検査と同様に、長い綿棒を鼻の奥に突っ込みます。

ここでコロナ陽性になると、病院ではなく保健所から2日後に電話が来るそう…

(電話は来ませんでしたけど)

 

検査後は術前最終の消化器外科の診察。

執刀医から詳しい術式、リスクなど、図解も描いていただいて説明を受けます。

 

私が受ける手術は「腹腔鏡下S状結腸癌切除術」です。

 

※以下は説明を受けた時の記憶を頼りに素人の私が記していますので、まちがった用語や解釈があるかもしれません。ご容赦ください。

 

臨床診断ではステージ1か、いっても2aと見られるそうです。

術後、病理診断で正しいステージがわかります。

ステージ3以上の場合は抗がん剤治療に移行することになりますが、それはその時にまた考えていきましょう、とのこと。

 

手術では腫瘍部を周りのリンパなども含めて大きく切除し、見えない転移がある場合も取りきることで根治を目指します。

 

取り去ったS状結腸の間を繋げるために腸を縫合するのですが、どうやら私はS状結腸と下行結腸の長さが人より短めで単純に引っ張ってきても届かないそうなのです!

そこで腹膜にくっついて安定している下行結腸をペリペリと剥がして、長さを確保するのですが、それが場合によってはかなりの部分を引き剝がさなくてはいけないという面倒くさい状態!

腸が短くてごめんなさい!

 

またある程度の確率で縫合不全を起こすリスクも説明いただき、状況によっては一時的に人工肛門を設置するという可能性にも言及。

その場合、縫合部が落ち着いたら、また半年後くらいに人工肛門を取る手術を行います。

人工肛門(ストーマ)については以前、仕事で関連する内容を取り扱った時に知識としてはありましたので、改めて覚悟をしました。

 

オットも同席してしっかり聞き、同意書にサインをし、消化器外科を後にしました。

あとは入院日を待つばかり。

それまでにコロナはもちろんのこと、怪我をしても入院が延期になりますので、人一倍、気をつけて過ごしました…

 

なのに、入院2日前に不測の事態が…(つづく)

4月23日、麻酔科受診と術前前の最新データを得るため病院へ。

 

朝イチで採血、レントゲン、心電図を取って、そのまま麻酔科へ。

 

麻酔科の先生からは手術で使う麻酔方法、リスクなどの説明を受けました。

 

私は元々血液が鉄分不足で、数値が毎度よくありません。

でも貧血で倒れたこともなく、そういう体質だと思っていたのですが、麻酔医の先生から「ずーっとそうだったから多分慣れちゃったんだよね、貧血に」と言われ、あ、そうなのも?!と今さら気づきました。

たまに目眩がしたりする時もありますが、これくらい、みんなも起こるんだろうと気にもとめてなかったんですが、実はこれが慣れ?

あれは貧血症状だったんでしょうか? にぶすぎる…

 

もっと食事で鉄分を取れるよう意識したいと心に誓いました。

 

先生に「何か聞いておきたいことはありますか?」と言われ「特にないです。不安はありません」と言い切ったら少し笑われました^_^;