その後は退院から1週間後の外来まで、仕事や家事などで気を紛らわせ、夜は疲れてすぐ眠れる日々が続けられました。

天気が悪い日、夕方から夜は特に気持ちが落ち気味で、あまり色々と考えないようにすることでやり過ごしました。

 

1週間後、夫も同席してもらい、担当医から詳しい病理検査の説明を聞き、抗がん剤治療を進めることに正式に同意。

 

切除した部位を遺伝子分析に回し、そこから私に合った抗がん剤の種類を選択するとのことで、その結果が2週間かかるため、化学療法科の診察も2週間後。

 

傷口の治癒も良好で、痛み止めや下剤は一旦、全て止めて、都度、調整して行くことにしました。

 

はて、また2週間の宙ぶらりん期間。

 

入院と手術で落ちた体重を戻して、次の治療のための体力を戻すには良い時間かもしれないとは思いつつも…

 

やはりまたその夜、1週間ぶりの「眠れない夜」が来てしまいました…

 

体は疲れているのに、気持ちが落ち着かず、ベッドを出て、リビングでテレビを見たりスマホをいじったりしながら、時間を潰したのですが、結局、また夫の薬を半欠け飲んで無理矢理寝るという始末。

 

今思えば、外来の時に担当医に相談できれば一番良かったのですが、なまじ眠れていた日々が続いていただけに、思ったより自分の心にダメージが蓄積していることに自分自身が気付けていなかった状況でした。

 

だいたい自分に処方されていない眠剤を飲むことも間違ってますし、これはまずい…と、翌日、通っている病院のサイトを見ると、がん患者の方が利用できる臨床心理士の相談窓口がありました。

早速電話してみると午後から予約が取れたので、また夫に同行してもらい、話を聞いてもらいに行くことにしました。

ということで、退院当日のステージ判明。

 

その後はバタバタと会計などを済ませ、タクシーで病院を出ました。

ワンメーター。病院が近いのは本当にありがたや。

やっぱり自宅マンションはエレベーター休止中だったため、6階まで階段で上がるという最後の試練を終えて帰宅。

 

すぐに荷ほどきして、一段落。

 

各方面に退院のお知らせメールなどを打って…

 

結局、なんだかんだと用事を済ましているうちに夜…

 

ベッドに入ってから気持ちを巡らせて…

ステージ3…、抗がん剤治療が始まる…

 

考え始めると、ざわざわと心が落ち着かなくなり、とても眠れる状況ではなくなりました。

 

ステージ1か2だろうとの見立ては崩れ、「手術で切除して終了」というゴールが一気にもっと先に延びてしまった感じです。

 

結局、不眠気味の夫に処方されている睡眠導入剤を半欠けもらって寝ることでその晩はやり過ごしました。

前回から更新が少し空きました。

退院後、平日は気を張っていたのか、家事・仕事など、ゆっくりながらもやれていたので「術後、楽勝じゃん」と思っていたのですが、土曜になった途端、ガクッと疲れが出て、週末は寝て過ごしました。

過信は禁物ですね。

 

というわけで、その後、無事に退院しました。

 

退院当日、担当医が病室に来て、傷口のホチキスをバチバチと外してくれてました。

担当医、サバサバした方なので

「病理診断の速報出てました。リンパに転移ありです。ステージ3。あなたは若いし基礎疾患もないので、今後、抗がん剤治療をお勧めします」

私も「はい、抗がん剤治療受けます」と即答。

 

あれ、今なんか凄い重要なことをサラッと告知された気がするけど…

 

 

月曜朝、主治医の回診があり、今日、血液・尿検査、レントゲンを撮って結果次第で明日以降の退院を決定しましょうとのこと。

先生に「明日、退院したい?」と聞かれ、暇疲れしていたので「お願いします!!」と懇願。

先生は今日、他の患者の手術があって、検査結果を見るのは夕方になってしまうそうですが、ギリギリの判断でも良いので、早く退院したいことを伝えました。

 

もう帰る気満々。

レントゲン室から戻ったら、特にやることもないので早々に荷造りもし始めます。

 

実は退院希望日は、住んでいるマンションのエレベーターのメンテナンス日(終日)。6階まで階段で上がるしかありません。

神様はどこまでも私に試練を与えます。

 

この日の昼食は最後の全粥のはずでしたが、なんとミートソースパスタが出て、入院して初めて完食!

 

午後イチ、看護実習生さんが組んでくれたリハビリメニューで階段昇降にチャレンジ。

結構、じんわり汗もかき、その後シャワーに入ってマッタリ。

 

ちょうど再放送「ドクターX」をやっていて、まさか自分が病室で大門未知子を見ることになろうとはなぁ…と、どこか感慨深いものがありました。

 

夕方、主治医が来てくれて検査結果も良いので明日の退院OK、となりました!

やったー!!

早速、家族に退院決定報告。

 

そういえば、まだ傷口はホチキスみたいなので留まったまま…

看護師さんに聞いてみると、明日、先生が外してくれるかもしれないし、退院後の外来時かもしれません、とのこと。

 

ホント、フランケンシュタインみたいにホチ留めされてるんですよね。

何か笑っちゃいます。

 

とりあえず10日間の入院生活に終わりが見えてきました。

ドラマみたいな院長回診はありませんでしたが、医師・看護師さん・スタッフさん・実習生さん、皆さんに支えていただいて乗り切れたなぁと深く感謝しています。

タイタニック翌日、術後3回目の血液検査とレントゲンの結果、膀胱炎はひとまず置いておいて、数値は良好だったため、ドレーンを抜いてもらいました。

食事も三分粥まで進んでいたので、栄養点滴も24時間から日に2袋に。

1袋終えて、一旦、点滴を外してもらったことで、久しぶりに自分の体に何の管も繋がっていない状態となりました!

 

なんと身軽なことか!!

 

早速、午後、シャワーの予約を入れて、久しぶりに全身さっぱり!

ただシャワー時間は30分だけなので、マッハ洗髪。

大慌てで出てきて、部屋でドライヤーをかけていると、テレ東で「孤独のグルメ」再放送中。

ゴローさん、良いなぁ、そんなにたくさん食べられて…

 

ちなみに私はエキストラに応募し、めちゃくちゃしっかり映り込ませていただいた経験あり。

大ファンです〜!松重さーん!

 

しかし身軽な時間もつかの間、また栄養点滴。

そしてその夜の夕飯はやっぱりお粥。五分粥。

何故なんだ、チキンとか普通に固形が出るのに…

通常の白米ってそんなに消化悪いのかしら…

 

ストレス溜まっていて、この次の日、1Fのコンビニでプリン買ってこっそり食べました。

 

日曜日も、ひたすら時間を持て余し。

月曜に主治医の回診があるはずなので、そこで退院の話が出て欲しい…と切に願って過ごしました。