食事を食べながら
今後の話をする。
私はあの幕末を研究したいとも
思っていたしあのあとみんなが
どうなったのか知りたいとも
思ったから京都の大学に進むことに
した話を前々から考えて秋斉さんに
話していた。
もちろんまだタレント活動は
続けるつもりだ。


秋斉さんは
そのことに反対はしなかったし
むしろ応援してくれていた。


そんな話をしていると
秋斉さんがジャケットの
胸ポケットから何か箱の
ようなものを出しながら


「○○、大学が決まったら
一緒に暮らさないか?」

そういいながら
綺麗に包装されている箱を
私に手渡す。


私は何を言われているのか
理解出来ないでいた。


「開けてみて。」

そういわれ
箱をあける。


そこには
花と蝶のモチーフの
ついたネックレスが
入っていた。


秋斉さんが私の手から
ネックレスを取り
私につけてくれる。


「あんさんは花のような
笑顔をわてにくれた。
そしてわてをここに
連れてきてくれはった。
あんさんが居らんかったら
わては人らしく生きることが
出来んかった。
わては○○はんってゆう花に
魅せられた蝶なんや。
これからもわてとおってくれん?
もちろんあんさんはまだ学生やし
やりたいことも沢山あると思う。
だからまだ結婚は出来へんけど
一緒にくらしてくれんやろか?」


秋斉さんは不安そうな
顔で私を見ている。
すると秋斉さんの指が私の頬を拭う。

そうされてはじめて
自分が涙を
流していることに気付いた。

「すんまへん。
やっぱり嫌やったか?」


「野暮天!」

私は花里ちゃんの真似をして
そう秋斉さんに言う。


「嫌なわけないじゃないですか。
私、嬉しくて。
秋斉さんが私といてくれるって
言ってくれているのが…、」

もうその先は涙で言葉に
ならなかった。
何度か秋斉さんは私を遠ざけようと
したけれど一緒に現代に来てくれて
今こうして一緒に暮らそうと言って
くれているのが嬉しかった。


秋斉さんは
「泣かしてしもうた。」
と小さく呟いたあと
目許赤くして
私の涙をずっと拭ってくれていた。


幸せへの階段⑤へ続く
秋斉さんが車を止めたそこは
今話題の夜景が綺麗で
なかなか予約のとれない
レストランだった。
秋斉さんは車から降り
助手席の扉を開け
「お手をどうぞ。」
そう微笑みながら
私の手をとり歩き始めた。
案内された席は
話題以上の美しい景色だった。
「わぁ、すごい!
綺麗ですね。」
なんて単純な感想しかでないくらい
本当に綺麗だった。
「喜んで貰えて良かった。」
そう言った秋斉さんの顔は
夜景よりもずっと綺麗だった。
そして
秋斉さんはスパークリングワイン
私はノンアルコールのカクテルで
乾杯をする。
「えらい難儀な時代やな。」
おそらく秋斉さんはお酒のことを
言っているのだと思う。
現代での成人年齢を
一回は越えたけれど
また未成年に戻ってしまった私は
お酒を飲めない。
食事を食べながら

何着か試着をし好きなものを
選ぶように店員さんに言われる。

私は混乱しながらも
藍色のワンピースを選ぶ。
幕末にいた頃の秋斉さんの
着物に色が似ていたから。

「よくお似合いです。」

そう店員さんは言うと
どうぞこちらへ、といい
鏡台の前へ促される。

そこでワンピースに似合うような
メイクをしてもらい、
髪の毛もセットして貰う。


鏡の中の自分を見ると
いつもとは違う大人っぽい
自分に驚く。


そしてワンピースに似合う
靴とカバンを手渡され
今まで来ていた制服を
紙袋に入れてくれる。


秋斉さんの元へ戻ると
秋斉さんは目元を少し赤くして

「綺麗だ、○○。」

そう言ってくれる
秋斉さんに私の顔は
真っ赤だったと思う。


「いかがですか、藍屋さま。」

そう店員さんが尋ねると
すっかりいつもの調子で
秋斉さんは


「とても素敵です。
これをいただけますか。」


「秋斉さん、
これ買って頂けるんですか?」

そういう私に微笑んだ。


秋斉さんはお会計を済ませると
店員さんから私の制服の入った
紙袋を受け取り、
私の手をとりお店をあとにした。


幸せへの階段④へと続く。

「さあ、つきましたえ。」
そう言うと秋斉さんは
先に車から降りて
助手席の扉を開けてくれる。
乗せて貰うときも思ったけれど
まるで遠い異国のお姫様を
もてなすかのような
秋斉さんの振る舞いが
少し照れくさいと思う反面
私のことを大切に
してくれているんだという
気持ちが伝わってきて
とても暖かい気持ちに包まれる。
車を降りるとそこは
いつも行くカフェではなく
私が見ても分かるくらいの
高級ブティックだった。
頭の中がクエスチョンマークで
いっぱいになっている私の手を
引き秋斉さんは中へと入っていく。
「藍屋さま、お待ちしておりました。」
「この子に似合うものを
見立ててください。」
「かしこまりました。」
店員さんがそう言いながら
どうぞこちらへ、と言い私を
お店の奥へと案内する。
そして大人っぽくて
今の高校生の私には
似合わないのではないかという
綺麗な洋服を何点か渡される。
そう秋斉さんから京都弁で言われる。
秋斉さんは普段は標準語で
話すけれど時々京都弁になる。

秋斉さんからそう言われ俯く。
おそらく私の顔は赤いと思う。

確かに嫉妬していたのは事実だ。

でも秋斉さんは幕末にいた頃から
変わらずにステキで、
私は秋斉さんに釣り合っているのか
って時々不安になる。

だから嫉妬なんて私がしていいのか
そう思っているのも事実だし
私ばかり嫉妬して子供っぽいと
自分に思ってしまう。


「俺が信じられない?」


秋斉さんは切なそうにそう呟く。

…っ!
なんて私は馬鹿なことを
考えてしまったんだろう。
秋斉さんは幕末での生活を
捨て私と現代で生きることを
選んでくれた。

そんな秋斉さんを少しでも
疑ってしまった私は馬鹿だ。


「ごめんなさい。信じます。
それから少し妬いていました。」


「分かってくれたならええよ。」


そう、秋斉さんは微笑んだ。


―――――――――――――――――――
この間のおわびの記事で書きましたが物語の途中でお話が切れていましたのでそれぞれあげています。

いつも携帯のメールで投稿していたので
気づいてませんでした。

お話の途中ですがまずは切れているところを先にあげますね。

ほとんどの話が途中で切れています。

ご迷惑をおかけしています。
すみません。

私が校門まで行くと秋斉さんは
「待ってたよ、○○。」
と、流れるような動作で
私をエスコートし
車の助手席のドアを
開けてくれた。
秋斉さんの動作は
ひとつひとつが美しくて
おもわず見惚れてしまう。
秋斉さんを見つめていた
女の子達の視線が私に
向けられる。
かなりいたい。
でも秋斉さんは
私の彼氏なんだからと
女の子達を見返す。
そうこうしてる間に
「行くよ。」
そう秋斉さんから声が
かかり車は発進した。
秋斉さんが車を運転しているのが
未だに信じられないと思ってしまい
秋斉さんを見つめていると。
「○○、妬いた?」
「何がですか?」
「俺が女の子達に囲まれていたのを。」
「妬いてませんっ!」
「でも女の子達に怖い顔してたから。」
私が返事をしないでいると。
「心配しなくても、
わてが好きな女子は○○はんだけどす。」

私はあの幕末から現代へと帰ってきた。


愛する彼とともに。


現代に帰ると私はタイムスリップした高校生の時の体に戻っていた。


彼も私と出会った時の姿に戻っていた。


修学旅行から帰った私が見知らぬ男性を連れていたことに家族は驚いたし、戸籍など大変だった。


でも、私は幸せだった。


なぜなら・・・


あんなに頑なだった彼が私と一緒に生きることを選んでくれたからだ。


もちろん慶喜さんには感謝している。


慶喜さんがああ言ってくれなかったら、もしかしたら今私は彼と現代に一緒にいることはなかったかもしれない。


幼馴染の翔太君はあの時代に残り、明治政府の一員となった。




そして、彼‐秋斉さんは藍屋プロダクションという芸能プロダクションを現代で立ち上げた。


彼は社長であり、所属タレントだ。


また私も藍屋プロダクションの所属タレントとなった。




「まさかあんたが修学旅行で出会ったイケメン年上彼氏とタレントデビューするとは思わなかったよ。


今じゃ”美少女タレント現る”だもんね。」




「美少女なんて、あれはメイクさんの化粧が上手なんだよ。」




「小さい頃から○○は可愛かったけどな。」




「やだな、友美!!そんなことないって。」




「お世辞じゃないのにさ~。ところで最近彼氏とはどうなの??」




「ん~、今日はオフだから・・・」




そう私が言いかけると、校門のほうが何やら騒がしいことに気が付く。


私は友美と教室の窓から校門のほうを窺う。


すると、なにやら人だかりができている。


その人だかりの中心にいるのは・・・




「秋斉さんっっ!!」




「早くいってあげなよ。あんたの彼氏ほかの子にとられちゃうぞ。」




私は慌ててカバンを持ち、校門へと向かった。




「デート楽しんでおいで。」




そう言う友美に微笑んで急いで教室を後にした。


幸せへの階段ですが
話の途中でほとんどが
切れていました。

あとで続きをアップします。

例えば2.5話のような
題名にしてあげますので
よろしくお願いします。


すみませんでした。
今日何度目か分からないため息をつく。
正直言ってこの時期が私は嫌いだ。
この時期と言ってもかなり長く
5月~梅雨、そして夏。
この時期は気分も滅入るし
体の調子も悪くなる。
「○○、どないしたんや。」
秋斉さんが心配そうに
私に話しかけてくる。
「この季節はどうしても苦手で。
暑いしジメジメしてるし。」
そんな可愛くもなくなんて
自分本位なんだろうかと思う
ような答えを返してしまう。
秋斉さんもきっとあきれている。
「今晩は何か美味しいものでも
食べに行きまひょか。」
「えっ?」
「あんさんが元気ないと
なんやわてまで
気が滅入ってまう。」
「ごめんなさい…。」
「ああ、違うんよ。
責めてるわけやおまへん。
あんさんは花のようなお人やから
わてはいつもあんさんを
見る度に元気を貰っとる。
せやけど、花が萎れてるんは
見てて寂しくなる。
せやから元気になって貰おうと
思って誘ったんよ。」
「秋斉さん...!
ありがとうございます。
連れて行っていただけますか?」
「もちろんや。
ほな、行きまひょか。」
Fin.

最近全く更新、
ペタ返しなど出来ていなくて
すみません。
月曜日に東京に帰ってきたら
暑さに参って早くも夏バテ気味でした。
実家長野県なので暑さには
弱いです、私。
実家にいると
夜はエアコン
かけてるんじゃないかと
思うぐらいの涼しさでしたよ。
半端な時期に帰ってしまったな。
夏バテ気味&ちょっと病んでました。
病むって高校卒業してはじめて
使ったかも!
まだどちらもあまり改善されて
いませんが秋斉さんに
元気づけてほしいなという
妄想の産物の短編となっております。
私本当にこの季節苦手です。
完全なる自己満です。
読んで頂いて
ありがとうございました。
幸せへの階段も途中まで
書いてあるので
そろそろUPします。
作中の秋斉さんの
花のような…っていうのは
幸せへの階段からです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました咲良の妄想世界-0191.gif
 
すみませんが
今日の更新はおやすみします。
 
 
今晩から月曜日まで実家に
帰省してきますね。
 
 
なんとなく
帰るだけなので
明日以降更新出来そうだったら
しますのでその時は読んで
頂けると嬉しいです。
 
 
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アメンバー、読者申請
ありがとうございます咲良の妄想世界-1028.gif